Monthly Book Oethopaedicsの2021年 7月号は整形外科領域における体外衝撃波治療の実際でした。体外衝撃波(Extracorporeal shockwave therapy : ESWT)は尿路結石で有名です。


ところが、上腕骨外側上顆炎の治療では、ストレッチとステロイド注射以外にも、PRP療法(多血小板血漿療法)と体外衝撃波療法があることを知りました。


ESWTには深部に集束させて高エネルギーの衝撃波を作用させる集束型衝撃波治療(FSWT)と、浅い領域に圧力波を拡散させる拡散型圧力波治療(RPWT)があります。


FSWTは身体の深部にあるターゲットに対して、強い物理作用によってその部位の細胞や組織を破壊する一方で、周囲組織の細胞を活性化させて修復を促す作用があります。


一方の RPWTは、皮下の筋肉や筋膜などの浅い領域に作用して筋緊張緩和や筋膜の滑走改善を得られるため、主にスポーツ現場やリハビリテーションで使用されています。


FSWTの主な対象疾患は下記のごとくです。
  • 上腕骨外上顆炎
  • 肩石灰沈着性腱炎
  • アキレス腱付着部炎
  • 足底腱膜炎
  • 骨折の偽関節や遷延癒合


一方の RPWT主な対象疾患は下記のごとくです。
  • 上腕骨外上顆炎
  • アキレス腱付着部炎
  • 足底腱膜炎
  • 関節拘縮


両者ともオーバーラップしている疾患が多いですが、趨勢としては ESWTの方が優勢のようです。保険適応は難治性足底腱膜炎のみのようなので基本的には自由診療になります。


保険適応がほとんど無い現状では厳しいですが、これらの疾患に対して ESWTが効果があるという知識だけでも知っておく必要がありそうです。






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