オリンピックは熱いですが、首都圏を中心に新型コロナ感染症の新規感染者数が増加しています。水痘並みの感染力と言われるデルタ株の比率が高まっていることが原因でしょう。
チャートで見る日本の感染状況 新型コロナウイルスより転載
上記はチャートで見る日本の感染状況 新型コロナウイルスからの転載で、なかなかすごい増加率です。しかし、重症患者数(東京のみ)に目を移すと少々異なる状況のようです。
新規感染者数ほど重症患者数は増加していません。しかもワクチン接種の進んだ 60歳以上はむしろ減少しています。最も顕著な増加はワクチン未接種と思われる 40-50歳台です。
60歳以上の重症患者数減少は、ワクチン接種率との関係で説明できそうです。やはり新型コロナウイルス感染症のワクチンはかなりの重症化予防効果があるのでしょう。
そして最後の極めつけは新規死者数です。こちらは全国的に減少傾向で、新規感染者数の増加と全くリンクしていません。タイムラグはあるのでしょうが両者の解離は大きいです。
これらの数字および推移から導き出されることは下記 2点ではないでしょうか。
- 新型コロナウイルス感染症は感染力が増したが毒性は低下した
- ワクチンは重症化予防に効果がある
インフルエンザのように感染力を増しながらも毒性は低下しているように見えます。私たちは新型コロナウイルスが通常の感冒のひとつになる過程を見ているのかもしれません。
ワクチンが無かったインフルエンザのパンデミックは、感冒になる過程で膨大な人が犠牲になりましたが、ワクチンがある現在はインフルエンザほどの被害は出ないかもしれません。
世界ではワクチン忌避が問題になっていますが、自分だけではなく他人に感染させないためにも、ワクチン接種を推進するべきなのではないでしょうか。
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毒性が低下したので、重症化が低下したとは考えられませんでしょうか?
宿主を殺してしまうことはウイルスにとっては望ましくなく、ウイルスが生き残るには感染力が強いけれど症状が軽いほうがいいと思います。