地銀株が地味に上昇傾向にあります。
おそらく誰も地銀株には興味が無く、忘れ去られた業種と言ってよいでしょう。


投資していると告白することさえ恥ずかしい将来性ゼロの終わっている業種ですが、私は物好きにもコツコツと買い進めてきました。もうホント、我ながら変な人です(笑)。


地銀株は全部で 70銘柄ほどありますが、千葉銀行、横浜銀行、静岡銀行、京都銀行、ふくおかFGなどのごく一部の優良銘柄を除くと地を這うような株価です。


昨年の年末から地銀株の研究を重ねてきましたが、調べれば調べるほどダメな業界です。当初、PBRが破壊的に低いのは大きな投資妙味と考えていました。


しかし通常の企業と異なり、銀行の PBRはアテになりません。その理由は銀行の資産は融資残高(融資先への債権)だからです。不動産と異なり全く根源的価値が無いのです。


不動産投資家の間では常識ですが、仮に融資先が焦げ付いたときには簿価の1%程度でサービサーに売却されます。つまり銀行のPBRは 0.01ぐらいになってもおかしくありません。


2021/9/3現在で最も PBRが低いのは栃木銀行で0.11です。おっ、安いと感じますが、さらに1/10ぐらいになっても不思議ではないのです。


銀行株に投資する際には PBRはほとんど参考になりませんが、不動産投資家の立場で考えると、どんな地銀下位行であっても融資を引くのに四苦八苦することに気付きます。


つまり銀行は堅い貸し出し先にしか融資をしないのです。私も某地銀の PBRの分母を構成する微小パーツですが、自分が PBRの分母の一部ならそれなりに安定しているかも(笑)


というわけで、クソみたいな地銀も含めて約30の銘柄に分散投資を行いました。どの銘柄も驚くほど配当利回りが高いですが、意外と株主優待も充実している銘柄が多いです。


1年以上保有の条件が多いものの、群馬銀行、めぶきFG、池田泉州HD、四国銀行、山口FGは保有期間制限がなく、群馬銀行は地ビール、池田泉州は日本酒の古酒をいただきました。


株主優待目的の投資は邪道ですが、地銀に関しては株主優待を実施する体力のあるところはそれなりに安定的な銀行なので、ひとつのスクリーニングになると思います。


まぁ、世の中で地銀に投資して喜んでいるバカは私だけの可能性が高いと思います。数年後には泣いている可能性が高いので、賢い人は地銀株に近寄らない方が良いでしょう。






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