先日、10年モノの Acu-Locを抜釘しました。
初期のプレートだったため、遠位スクリューが小さな六角ドライバーです...。


比較的若年者だったこともあり、スクリューヘッドを舐めそうになりヒヤヒヤしました。フルスレッドの遠位スクリューにびっちり骨が嚙みこんでいます。


さて、このような場合にはスクリューヘッドの軟部組織を完璧に除去してからドライバーを挿入するのは当然として、もうひとつするべきことがあります。


それは、スクリューヘッドにドライバーを正確に挿入してから、ハンマーで何度かドライバーを叩打するのです。


この手技により、プレートとスクリュー間および骨とスクリュー間の噛み込みが少し外れるそうです。よくハチミツの瓶の蓋を開けるときに包丁の背で叩きますが同じ要領ですね。


この手技の存在は術中に教えてもらいましたが、その効果のためか何とかすべてのスクリューを抜去することができました。


最近の橈骨遠位端プレートのスクリューはスタードライブなので六角よりはマシですが、それでも抜去時に舐める可能性があります。抜釘時にはドライバー叩打が望ましいでしょう。






★★ 管理人お勧めの医学書 ★★
 


広島大学名誉教授の津下先生による、手の外科における必須の医学書です。特に、「私の手の外科」は津下先生直筆のイラストが豊富で、非常に分かりやすく実践的な医学書です。