少し前のことですが、新規購入した物件の近くに反社会的勢力の関連施設があることが発覚しました...。
契約時に近隣に反社の関連施設は無いという売主の物件状況確認書が提出されていましたので、限りなくクロに近い状況です。
初めてのエリアの物件だったので仲介した不動産仲介業者さんとは初取引ですが、どうやら担当者も知っていた可能性が高いです。そうであれば宅建業法違反に該当します。
売買仲介業者さんと交渉しましたが無しの粒でだったので宅建協会に相談したところ「弁護士マターですね」の一点張りで全然関与する気がありません。人間不信が深まります。
なるほど、これがうつ病になる感覚なのかもしれないな...。不動産では近隣に反社会的勢力の関連施設がある場合、瑕疵物件に該当するので資産価値は激減します。
普通の不動産投資家なら飛んでしまう金額なので、こちらも命がけ(笑)で対処する必要があります。各方面に相談しながら対策を検討しましたが判例では契約解除は難しそうです。
調べれば調べるほど八方塞がりな状況です。事業展開しているので精神的に潰れるわけにはいきません。表面的には平静を装いましたが、ふとした瞬間にうつになりそうになります。
そんな絶望的な気持ちの中で、発覚前から客付け依頼していた店舗系賃貸仲介業者さんに藁をもすがる思いで相談したところ、担当者はとても漢気のある方でした。
この賃貸仲介業者さんは何十年も前から営業している老舗で、地域に深く根を下ろしているため、反社会的勢力関係のトラブルもそれなりに経験しているようなのです。
契約解除ができない以上、売主や売買仲介業者さんとの裁判と並行して客付けを進める必要があります。普通に考えたら反社の関連施設が近隣にある物件に客付けは困難でしょう。
しかし住居系ならいざ知らず、店舗系であれば賃借人も腰の据わった人がそれなりに居るようです。特にこのコロナ禍でも借りようと思う人は常人には無い勢いがあります。
漢気のある担当者の方の力もあり、比較的短期間に入居申し込みが入りました。こうなるといよいよ所有者である私の出番です。
相談に行った時から、担当者は反社の関連施設に同行してくれる約束をしてくれていました。なんとも心強い話です。捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこのことです。
実は所有物件で反社関係トラブルが発生したのは 3回目です。最初は入居者の反社がテナントとトラブルになり、駆け出しで無知だった私は単独で何時間も話し合って解決しました。
2回目は別物件で反社の入居者が滞納したのですが、こちらは訴訟であっさり退去してもらいました。管理会社が非常に尽力してくれて、物件売却後も社長とは懇意にしています。
さて、いよいよ反社へ訪問のアポを取ろうとしたときに話が急展開します。担当者がアポ取りしたところ、なんと反社の関連施設がもうすぐ退去することが判明したのです!!!
きっかけはコロナ禍でした。反社の関連施設もコロナ禍で大打撃を被り退去を余儀なくされたようです。う~ん、何が幸いするか分かりません。
よく考えると、この物件は相場よりやや安く購入しています。1番札の人が(おそらく)反社の関連施設が近くにあることに気付いて降りたため、私にお鉢が回ってきたためです。
最終的にはコロナ禍のおかげで命拾いしたかたちになりましたが、今回は漢気のある担当者の尽力で、いわくつきの物件だったにもかかわらずスピード解決になりました。
運がとても良かったのですが、精神的に崩れそうになっていたにもかかわらず、最後まで頑張れたのは担当者が支えてくれたおかげでした。本当にありがたい話です。
今回の経験から、諦めない限りたいていのことは何とか乗り切れる自信を深めました。明らかにトラブルへの耐性が一段上がった気がします。結果的には良い経験を積めました。
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