私にとって 9月は物入りな月です。
法人で掛けている半損型保険と個人の小規模企業共済の支払いが被るからです。


主に法人の半損型保険によるキャッシュアウトがデカイのですが、個人の小規模企業共済の一括払いもそれなりに銀行口座残高を確認しておかなければなりません。


さて小規模企業共済ですが、私は 2003年から継続しています。今年は 2021年なので 19回目の支払いとなります。毎年 84万円なので総額 1596万円を積み立てたことになります。


小規模企業共済では 20年以上に支払い続けていると、任意解約しても元本割れすることがありません。来年に 84万円積み立てて 1680万円をクリアすると元本保証となります。


仮に30~65歳まで小規模企業共済を満額かけ続けていると84万円×35年=2940万円になります。こうなるとボリューム的にも退職金と言ってよいレベルではないでしょうか。


医師の問題点は、勤務医の期間は退職金算定にカウントされないことが多いことです。とくに若いうちは異動が激しいため都度リセットされてしまいます。


また医師の給料は額面に比べて基本給が低いことも特徴です。手取り100万円ぐらいあっても、基本給30万円ということも多々あります。


退職金は基本給をベースに算出されるので、仮に30年間同じところで働き続けても、思ったほど退職金の金額は伸びないのです。


このため医師は退職金をアテにすることができない人が多いです。若いうちは気になりませんが、50歳台になると切実な問題となります。


では退職金をどう工面すればよいかというと、やはり一番のお勧めは小規模企業共済だと思います。国の保証があるため安心ですし運用成績も堅実で悪くありません。


しかも全額所得控除されるので、民間の年金プランで小規模企業共済以上のものを見つけることは難しいです。しかし小規模企業共済は経営者と個人事業主しか加入できません。


このためハードルは高いと言わざるを得ませんが、大学院生などで正規職員でない時期であれば法人設立によって加入資格が発生します。


19年間にわたって 9月は胃が痛い月でしたが、それでも痛みを乗り越えて払い続けていると知らない間に退職金が出来上がっていました。


しかも確定申告で 43~53%が還付されるので、現時点でさえ実質 900万円程度の支払いで1680万円の退職金を得る権利を得ています。


こんな美味しい制度はなかなか無いので、大学院生の人は是非法人を設立して小規模企業共済への加入を検討してくださいね。





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