中国の恒大集団のデフォルトリスクが世界の市場を揺さぶっています。恒大集団に代表される中国の不動産大手は総じて苦境に陥っています。


その直接的な理由は、不動産バブルを抑えて所得格差を縮小するという中国政府の意向です。政治的意思が働いているので恒大集団の力だけでは如何ともし難い状況と言えます。


恒大集団が破綻すれば中国経済にも甚大な影響を及ぼす可能性があるにもかかわらず、中国政府が恒大集団の救済に躊躇するのは不動産バブルの存在です。


中国の不動産バブルは「灰色のサイ」と言われており、高い確率で深刻な問題を引き起こすと考えられるにもかかわらず軽視されがちなリスクとみなされています。


現時点の状況ですが、恒大集団が 9月22日に社債の利払いを23日に実行すると発表したため、世界の株式市場は若干戻しています。しかし危機が完全に去ったわけではありません。


中国政府が政策変更しない限り恒大集団が現在の状況を維持できる可能性は低く、どのような形で処理されるのかが今後の焦点です。


管理されたデフォルトになるか否かは中国政府の意向次第です。恒大集団のデフォルトが恐れられているのは、その金額ではなく簿外債務の存在を噂されているからです。


もしリーマンブラザーズのように巨大な簿外債務があれば、2008年のリーマンショックのように金融市場に巨大な影響を及ぼします。


しかし国家統制の強い中国では、政府が簿外債務が存在するか否かを把握している可能性が高いと思われます。そうであれば野放図なデフォルトに至る可能性は低いはずです。


このため 2008年リーマンショックを超えることは無いと考えています。そうであれば更に株価下落が進行した場合は、比較的早い段階から資金を投入する可能性を検討しています。


従来の私であれば買い出動は数年に一度程度でした。しかし、全通貨の価値は下落すると考えているので、早目にモノに変換する方針に変更しています。


半年~1年程度でこの戦略変更の是非を検討しますが、現時点ではさらに株価が下落した場合には恒大集団のデフォルトリスクを取りに行こうと思います。


ただし、私の大局観はこちらでご紹介したように全くアテになりません。通貨価値下落は加速しない可能性もあるので投資判断は自己責任でお願いします!






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