先日、人工膝関節全置換術(TKA)がありました。TKAでは携帯型ナビゲーションシステムの KneeAlign 2を使用している施設が多いと思います。


デバイスの精度は驚異的で、KneeAlign 2のおかげでインプラントの設置で画竜点睛を欠くことはほぼ無くなりました。


KneeAlign 2はかなりアバウトにしても非常に精度良くナビゲーションしてくれるのですが、脛骨骨切では足関節内果のレジストレーションが難しいです。


内果のレジストレーションをしっかり行うために、せっかく装着したアルバラードをいちいち外す施設も多いことでしょう。


ところが先日、内果部分のストッキネットを切って内果を直接触知することで精度良くレジストレーションできることを発見しました。


これでアルバラードを着脱する 2分程度の時間を節約できます。手術時間の短縮はこのような小さな手技改善の積み重ねです。これで多少は手術時間が早くなったかな?







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初学者がTKAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です