今日はグローバル企業の動きにコバンザメのようにくっついていくと、投資の勝率が高まるという話です。
10月になってから、ずいぶん街に活気が戻ってきたように思います。


自宅周辺を散歩していると、人の多さと共に新規開業のホテルが増加していることに気付きました。それもワールドワイドに展開しているブランドホテル群です。


これらのホテル群はコロナ禍が始まった 2020年以前から計画が進行していましたが、コロナ禍が深刻化していく過程においても計画を中止することなく粛々と進めていました。


コロナ禍極期の1年前には、散歩の途中で工事現場の前を通るたびに「図体の大きな組織は状況の変化に対応できないんだなぁ
」とバカにしていました。


しかし、世界中がコロナ禍からの離脱が加速するタイミングにドンピシャで合わせて開業しつつあります。今更ながらブランドホテル群の判断の正しさには驚くばかりです。


欧州では新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増加傾向にありますが、ワクチン接種効果で重症化する人の数は抑制できているので、政治・経済的問題にはならなさそうです。


重症化数が少なければ、新型コロナウイルス感染症もインフルエンザ並みの風邪扱いになります。いち早くこのような方針に舵を切った欧米に日本も追随する可能性が高いです。


コロナ禍前よりもさら「安くなった」日本に外国人観光客が押し寄せる予想が立ちます。
こうなってくると、次のステージはいかにしてこの流れに乗るかに移ってきます。


ブランドホテル群がコロナ禍においても工事を中断しなかったのは、彼らにはこのような未来をある程度予測していたからでしょう。実務家の判断には一目置く価値がありそうです。


実は昔から同じようなことが言われてきました。例えば海外投資を行う場合には、トヨタ等の世界中が商圏の巨大企業が現地進出している国を狙うのが定石です。


これらの巨大企業は世界中に張り巡らせた情報網を駆使して、その国の安定性や将来性を分析して現地工場の進出先を決定します。


現地工場を建築するということは、長期間にわたってその国と会社の運命を託すことになります。巨額資金を投下するために、あらゆる情報を駆使して進出是非を判断します。


表面的な統計的数字だけではなく、現地に深く根を張った販売網から吸い上げたナマの情報も含めた判断なので、巨大企業の行動は個人投資家の判断にも資することになります。


ざっくり言うと、グローバルな巨大企業の判断は正しいことが多いので、コバンザメのように彼らにくっついていくと勝率が高まります。


さて今回のケースでは、ワールドワイドに展開しているブランドホテル群が開業を控えているエリアにおいては、土地の潜在的需要が高まる可能性が示唆されます。


ということは、このようなエリアに積極的に投資していくことが吉となりそうです。幸い(?)、現物不動産も REITもコロナ禍前を上回るまでには至っていません。


REITに関しては超長期チャートを見る限りでは少し投資するのに躊躇するレベルですが、都市中心部の現物不動産に関しては、もっと積極的に打って出るのも一法かもしれません。


著明な物件価格上昇とまでは行かないまでも、投資家間では物件の取り合いが続いているため、本気で挑むのであればそれなりの時間を投入する必要がありそうです。


グローバル企業の動きを横目に見ながら、円安・資源高・インフレ傾向など大きなトレンド転換が予想される日本国内の動きに対応していこうと思います。





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