よく学位は「足の裏の米粒」と言われます。周知のように、取らないと気持ち悪いが取っても食えないという揶揄です。


私も長らく学位なんて何の役にも立たないと思っていましたが、最近になってそれは間違いであることに気付きました。高らかに宣言したいです!学位は役に立つ、と(笑)。


なぜ学位が役に立つのか? 私は ①学位そのものの価値 ②学位を取得するまでのトレーニング の2つに分けるべきだと考えています。


①学位そのものの価値は言うまでもありません。親にも自慢できるし、学位が無いと何となくカッコ悪い。う~ん、やはり学位はあまり必要なさそうにも思えます...。


医療業界の中に留まっている限り、過半数の人が学位を取得するため希少価値が低く、学位はあまり価値が無さそうです。


しかし、外の世界に進出する際には学位はそれなりに評価されます。箔をつけるツールとしての価値は健在なのです。医学博士って、響きがなかなかカッコいいと思いませんか?


一方、②学位を取得するまでのトレーニングにこそ真の価値があります。細かく分解すると、論理的な思考能力と文章力です。やはり学位取得者は論理的文章を書くのがうまい!


かく言う私も、最近では物書きのような生活を送っているのですが、文章を論理的に書く技術を習得させてもらったことに改めて感謝しています。


一方、論理的思考能力には限界もあります。ルールが存在する事象においては論理的思考能力は強力な武器になりますが、リアルワールドにおいてはさほど大きな力にはなりません。


リアルワールドでは検討するべき要素が多過ぎて、論理的思考能力が思ったほど役に立たないのです。具体的には起業や投資関係が当てはまります。


起業や投資で結果を出すには、刻々と変化する状況に柔軟に対応していく適応力と、充分とは言えない情報しか無い状況下で適格な判断をする能力が必須です。


しかし、既存のルールの中で戦うフェーズでは、論理的思考能力は強力な武器になります。学位取得はそのような強力な武器を手に入れるための絶好の機会だと思うのです。






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