ちょうど1年ほど前から地方銀行株の研究を開始しました。地銀株に興味をもったのは、ずばり「安い」からです。いや、正確には安いではなく、安過ぎるでしょうか。




私の20年以上にわたる株式投資経験から言うと、何らかのショックで業界全体が投げ売りされて株価が暴落した際は絶好の買い場であることが多いです。


しかし、地銀株はそうではありません。構造的な問題のために過去30年間、ひたすら下げ続けてきました。通常、このような業界に投資することはご法度と言えます。


しかし株価指標的に言って、これ以上安い株価が存在し得るのか?というレベルにまで安くなっていることもあり、この1年間は地銀株に断続的に投資してみました。


結果は下記のごとくで、お世辞にも良い成績とは言えません。
  • 時価評価:116%
  • 配当利回り:4.63%
  • 配当金額(年間、税引き後):896500円


やっぱりダメな投資というオチでしたが、変化の胎動も見えています。それは経営統合の動きが加速していることです。


2021年12月に愛知県の愛知銀行と中京銀行が経営統合するというニュースが入りました。両者は愛知県でそれぞれ2位と3位の地銀で、単独での生き残り不可とみなされていました。


ところが経営統合することで愛知県でトップの地銀に躍り出ます。株価も敏感に反応し、それぞれ直近の株価から5割ほど上昇しました。


この両行の経営統合は、愛知県という肥沃なエリアが地盤なので株価がストレートに反映しました。一方、東北地方の地銀の経営統合ではここまで顕著な株価上昇はありません。


しかし全体的な流れは地銀株に追い風が吹き始めている印象を受けています。そしてそれは経営統合による生き残り策が材料になってるようです。


経営統合はある程度噂になっているため、市場に先回りして安値で拾うことは難しいですが、オーバーバンキングが改善されれば業界全体が上向く可能性もあります。


地銀株の超長期保有に関しては、日本国債のバブル崩壊が経営状態に直結するためお勧めできるものではありません。超長期保有を信条とする私には不適な業界と言えます。


このため普段の私の投資戦略とは異なり、売却による利確も視野に入れて地銀株投資に取り組んでいます。


尚、地銀株投資は極めてリスクが高く、売却タイミングも難しいため、決してお勧めできるものではありません。普通に考えると他にも良い銘柄は山ほどありますから...。






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