私は自転車通勤していてモスバーガーの前を通ります。7時30分頃に通過するのですが、まだ薄暗いためか煌々としたお店が映えるんですね。


あ~モスバーガーいいなぁと思いつつも、ちょっとした寂寥感があります。その理由はモスバーガー株を売却済みのためモスバーガーに行くことが無くなったからです。



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私がモスフードサービス(8153)を購入したのは 2002年でした。当時はりそな銀行国有化の直前で、日本経済はずるずると崩壊しつつある slow deathの状態でした。


まだ初心者だった私はたいした恐怖感も無く、株主優待目当てでモスフードサービスや東宝などの銘柄をポツポツと拾っていました。


株価が極端に安かったのでそれなりの株数を買えたこともあり、毎年10万円を超える株主優待が送られてきます。このため毎月モスバーガーに行くことが習慣になりました。


ところがそのような時期は2009年に突如として終了しました。その理由は物件購入のために株式を換金する必要に迫られたからです。


2009年当時はまだリーマンショックの傷が癒えずに不動産市場は酷い状況でした。整理回収機構(RCC)から破格の任意売却物件購入を打診されたため資金確保に奔走します。


2009年当時の私は、ポートフォリオだけが大きい財務内容不良の投資家でした。市況も相まって不動産投資に融資してくれる金融機関を見つけることができません。


仕方なく所有銘柄を売却して物件購入資金を捻出しました。2009年といえば株式市場も酷い状況です。当時の私はバカだったので損切りできませんでした。


含み益のある銘柄は 2002年に投資した銘柄群だけです。泣く泣くモスフードサービスや東宝といった株式優待も付いている優良銘柄群を売却して物件購入資金を捻出しました。


それまでタダでモスバーガーで美味しいバーガーを食べ、東宝シネマで映画を毎月観るという生活を送っていましたが、お得感あふれる(?)生活が無くなってしまったのです。


薄暗くて狭い部屋に押し込まれて、10名近くの強面の債権者および物件所有者と物件決済しているときには、多大な犠牲を払って物件購入したのは本当に正解だったのか不安でした。


結果的にはその物件を購入することで数千万円の賃料収入+売却益を得たワケですが、その代償として売却したモスフードサービスや東宝はいまだに取り返すことはできていません。


2002年当時の株価が記憶に残っているため、現在の株価ではとても購入する気になれないのです。やはり惚れた銘柄は安易に売却するべきではないのでしょう。


いつもモスバーガーの前を通るたびに感じる寂寥感を糧に、現在所有しているお宝銘柄群は石にかじりついてでも保有し続けよう...。






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