Medical Tribuneに多血小板血漿療法は変形性膝関節症への有効性が示されずという報告がありました。そんな気がしていましたが、RCT出た結果は重く受け止める必要があります。
解析の結果では、PRP投与12カ月後における疼痛スコア、および MRIでの脛骨内側の軟骨定量評価のいずれもが、プラセボ群と比較して有意差がありませんでした。
この研究では、肥満度、関節水腫の有無、K-L分類にかかわらず有意差が無かったようです。変形性膝関節症に対する PRP療法施行は支持されないという結語になっています。
日本でも PRP療法が勃興していますが、骨性の関節構造体に関しては効果が無いのでしょう。オーバーインディケーションにならないように注意する必要がありそうです。
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膝OAに対するPRP療法について、インパクトのある論文がJAMAに掲載されました。内容も素晴らしく、JAMAに載るに値する素晴らしい臨床研究でした。
ただ、過去に生食やHAと比較したRCTでPRPの優位性を示す論文も多数ありますので、ブログの書き方がやや断定的と感じました。
今回の論文も含め、qualityの高いRCTが多数出てくるとより良いMeta-Analysisができると思いました。