先日、薬剤師さんと雑談していると、4月以降はシップの処方枚数が月35枚になるので注意してくださいという話題になりました。えっ、35枚っていきなり半減ですか...。
今でも月70枚の縛りに対して患者さんのクレームが多いです。これが半減となると、4月からの外来は荒れそうだな。少し憂鬱になりました。
ところが、2022年2月9日に開催された中央社会保険医療協議会中医協の総会では、最終的に 63枚で厚生労働相に答申したようです。もちろん、リフィル処方はできません。
まぁ普通に考えると、シップが保険診療で認められている状況自体がありがたいと思うべきでしょう。シップは保険診療外の国も多いそうですから。
医療財政はひっ迫しています。シップが保険診療から外されるのも時間の問題でしょう。国民皆保険制度は、私たち国民の貴重な財産。長持ちするよう大事にしなければいけません。
厚労省は、中国のサラミ戦術のように、少しずつシップ処方枚数を削っていく方針のようです。現場の反発はキツそうですが、国民皆保険制度を守るためには仕方ないでしょうね。
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