本ブログは 2012年4月から始めたので、もうすぐ丸10年になります。これほど長期間に渡ってブログを書いているにもかかわらず、あまり文章が上手くならないのが悩みの種です。
ときどき評判の良い書籍を購入して勉強していますが、自己流を否めません。単著の実績があるにもかかわらず、未だにこんな悩みを抱えているのは非才のなせる業でしょう……。
動画全盛の時代とはいえ、文章を書くのは重要な能力です。むしろリモートワークが普及すればするほど、テキストベースで意図を正確に伝える能力の重要性が高まります。
このため、私は文章を書く能力を向上させたいと切に願っています。何か良い手が無いかと模索していると、非常に素晴らしい方法があることに気付きました。
それは、現在連載中の日経メディカル、ケアネット、m3.comの原稿の校正を、徹底的に読み込む(!)という手法です。
以前の私は、校正された文章をサラッと流し読みして問題無ければ OKしていました。しかし今では、徹底的に文章を読み込んで、なぜ校正されたのかを検討しています。
担当者によって校正のされ方が異なりますが、見方を変えればいろいろな視点で文章の書き方を指導されていることになります。しかも原稿料までいただいて……。
連載を担当していることが絶好のトレーニングであることに気付いた私は、これまで以上に簡潔かつロジカルに書く努力をするようになりました。
今回は、お金をいただいて文章を書くトレーニングをしてもらっている話でしたが、よく考えるとこの手法は医師であれば誰もが既に実践していることに気付きました。
それは、私たち医師の日々の仕事です。患者さんを診察したり手術をすることは、医師としての能力を高めるトレーニングです。そして同時に給料をいただいています。
特に卒後数年は、医師としての実力が明らかに不足しています。それにもかかわらず分不相応な金額をいただいている……。
これなど、まさにお金をいただきながらトレーニングを受けている、の好例でしょう。私たち医師は、そのような恵まれた環境で生きていることに感謝するべきかもしれませんね。
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