一昨日、オンラインサロンのオフ会を神戸でおこないました。第95回日本整形外科学会学術総会が本日までなのですが、これに便乗したカタチです。
たくさんのメンバーとお話したのですが、皆違う視点なので私も勉強になりました。そんな中でいくつか気付きがあったのでご紹介します。
渦中の時点では投資の買い場は判断できない
私は2004年から不動産投資を開始しました。後方視でみると、不動産市場におけるバブル崩壊後の大底は東京都心が 2002年で、大阪などの主要都市は 2003年です。
一般的にはリーマンショック後からアベノミクス開始の2008~2012年までが、不動産投資を開始するのに最適の時期だったと言われています。
しかし、物件価格自体は、2002~2005年ごろがバブル崩壊後の最安値圏でした。そして私が不動産投資を開始した 2004年は、絶妙のタイミングでした。
10年以上かけてズルズル下がり続けてきた地価がようやく下げ止まったタイミングなので、投資を開始するにはベストと言えるからです。
おまけに当時は三井住友銀行が収益還元法に舵を切った時期で、条件を満たす物件であればフルローンをバンバン出していました。
物件価格〇、融資環境〇なので、万人にチャンスの窓が開いていました。このタイミングで不動産投資で勝負しないのなら何時やるんだ? という感じです。
しかし、当時の感覚は全く真逆です。たしかに1棟マンションをフルローンでガツガツ購入していましたが、それは三井住友銀行の融資が開いているうちに買うためです。
下げ止まっていたとはいえ不動産価格が上昇するイメージは皆無。投資の前提条件は「物件価格は下がる続ける」なので、それでも利益が出る価格で購入するのを目的にしました。
しかも、今と違って当時は不動産投資の実践的な書籍はほぼありませんでした。私のようなサラリーマンが不動産投資を行うとか常識の範囲外です。
つまり、後方視ではウハウハの状況であったものの、当時のプレーヤーとしての実感は暗黒の中で恐怖と戦いながら不動産投資を実施していたというのが真相なのです。
このように後方視に耐えうる現時点の正確な状況判断は困難です。したがって現在の不動産市場が高値圏だからといって、投資するには不適な時期とも言い切れないかもしれません。
10年後にはあの時が買い場だったという可能性もゼロでないからです。なお、今回の話題は買い煽りではないのであしからず...。
太陽光発電投資はいただけない
太陽光発電投資についての質問を受けました。米国株式投資で有名な某投資家が太陽光発電を推奨しているとのことです。
私の認識では、太陽光発電投資が美味しかった時期は2014年まででした。その理由は、買い取り価格とパネル価格のスプレッドが高かったことと、一括償却が可能だったことです。
太陽光発電のパネル下落速度はすさまじく、ずいぶん前に grid parityを達成しています。つまり、すでに太陽光発電は投資ではなく実需の段階なのです。
もし太陽光発電を実需目的で導入するのであれば正解だと思います。そこそこの広さの家であれば、ぜひ太陽光発電を導入したいところです。
一方、投資目的では旨味が無いにもかかわらずリスクが高いです。この場合のリスクとは、インフレによる日本円の通貨価値下落です。
すでに低い固定買取価格が、インフレ進行で更に毀損されてしまう未来予想図しか、私には思い浮かびません...。
産業用太陽光発電および住居用太陽光発電を所有している身としての率直な感想です。某有名投資家の意図は不明ですが、太陽光発電には近づかない方が無難でしょう。
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