FRB利上げでバリュー株優位に


日本の株価指数は一進一退、米国株は下落基調の展開が続いています。もちろんその理由はインフレに対応するための FRBの利上げです。


グロース株の多い米国株式市場は NASDAQを中心に未だ下げ止まっていませんが、日本株はグロースではなくバリュー株主体です。このため一進一退の展開なのでしょう。


日本株は往来相場、米国株は下落相場なので、株式投資家で利益をあげている人は多くないと思います。ところがこの相場展開にもかかわらず、私は過去最高を更新しました。


その理由は、私の投資スタイルがバリュー株への超長期投資だからです。株式市場でグレートローテーションの崩壊が意識されてから早半年が経とうとしています。


コロナ禍で大量に供給された過剰流動性は、FRBによる利上げで急速に縮小しつつあります。これに伴いグロース株へと流れていた資金が逃げ出しました。


株価下落時に資金の逃亡先と考えられる債権は、利上げの影響で価格が下落しています。このためグロース株からバリュー株への資金還流が発生しているのです。


このおこぼれに私はあずかったワケですが、もちろん計画的に投資したのではありません。しかし予想外の相場展開ではあるものの、経験上はいずれ訪れると感じていた動きでした。



バリュー株への超長期投資の実際


私の投資スタイルは、ストック型銘柄や安定的な業種への超長期逆張り投資です。これまで下記のような投資歴があります。


  • 2008、2020年 J-REIT
  • 2012、2020年 電力株
  • 2015年 産金株
  • 2016年 欧州銀行株
  • 2020年 石油メジャー
  • 2021年 地銀株


電力株と地銀株はイマイチな成績ですが、それ以外は大底圏に沈んでいた株価で拾いました。各業種への 2022年6月3日現在の成績は下記のごとくです。


  • J-REIT:株価上昇率248.5%、購入時比の配当利回り:9.41%
  • 電力株:株価上昇率106.3%、購入時比の配当利回り:4.1%
  • 産金株:株価上昇率292.8%、購入時比の配当利回り:7.79%
  • 欧州銀行株:株価上昇率162.1%、購入時比の配当利回り:5.22%
  • 石油メジャー:株価上昇率227.1%、購入時比の配当利回り:8.22%
  • 地銀株:株価上昇率112.2%、購入時比の配当利回り:5.30%


特に、J-REIT、産金株、石油メジャーは2~3倍の値上がり+10%近い配当を得ています。J-REITは分配金だけで数千万円の投資金額を回収済みです。


今後の投資方針は「永久保有」です。せっかく暴落相場で恐怖と戦いながら手に入れた ATMを、やすやすと売却してしまってはモッタイない。


株式配当金だけで月額100万円近くあります。この配当金は再度の暴落に備えて蓄えています。配当で暴落時の株式を買い、さらに配当を得る権利を買う。これも複利の魔術です。



バリュー株の超長期保有はおいしい


このような投資スタイルを20年近く堅持しているので、バリュー株を超長期保有するメリットを身体で覚えています。


もちろん、世の中の大多数の人にとって、株式投資=グロース株への投資だと思います。もちろん、グロース株投資を否定する意図はまったくありません。


しかし、あまり注目されないバリュー株への投資も、やり方によっては濡れ手に粟的な成果を得られる可能性があります。


私は「畑を耕す」ように配当が育っていくのを見るのを楽しみにしています。小さな利益も積み重ねると大きくなります。このような投資戦略があってもいいのではないでしょうか。






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