不動産投資をしてる醍醐味のひとつは、株式と異なり現物資産である点です。リアルに存在するので、見栄えの良い物件であれば虚栄心をくすぐります(笑)。


しかしもっと現実的なメリットは、お互いに win-winの関係を作り出しやすいことではないでしょうか。これは特に店舗物件で顕著です。


例えば、私は下記のような賃借人が入居している物件を所有しています。
  • 珈琲焙煎店
  • 綿菓子屋さん
  • すき焼き屋さん
  • 居酒屋


すべて自分の生活圏内の物件なので、比較的日常使いしやすいメリットがあります。このような場合にオーナーの採るべき選択肢はひとつしかありません。


それは自社物件の店子さんの商品やサービスを最大限利用する、です。例えばお中元やお歳暮では、100%焙煎珈琲を贈るようにしています。


不動産投資でお世話になっている取引先はもちろんのこと、事業関係やプライベートの贈り物も基本的には焙煎珈琲一択です。割と有名店で質が良いため迷いはありません。


そしてすき焼きが食べたくなったらすき焼き屋さんに出かけます。自宅ですき焼きすると室内が臭くなるので躊躇しますよね。肉系の料理は外食する価値が高い。


しかもそこそこグレードが高いので、飲み会や接待にも使えて好都合です。このため、私は事あるごとに店子のすき焼き屋さんに足繁く通います。接待=すき焼き屋さんなのです。


居酒屋さんは少しグレードが下がりますが、好立地の店舗なのでツブシが利きます。どんな用途でも利用できるので超便利なんですね。


このように自分の経済圏内でできるだけ用事を済ませてしまうと、お互いのメリットになるので win-winの関係になります。


一方、モノに拘りがあるために、プライベートでは店子さんの商品やサービスを使わないという人をときどき見かけます。しかしこれなど、私から見ると言語道断の行為です。


ある意味、自己否定の究極系ではないかと思うほどです。店子さんとオーナーは一連托生の関係です。店子さんの利益のためにオーナーは全力を尽くす。コレ、常識ですね。


少し話が脱線しましたが、不動産投資(特に店舗投資)はリアルに人間関係ができてお互いにメリットのある、とてもお得な投資だと思うのです。


よく株主優待投資で悦に入っている人がいますが、互恵やオーナーとしての満足度の観点では、店舗物件への不動産投資の方が遥かに上だと思います。


一度始めたらやめられない魅力があるのが不動産投資です。住居系は安定していて良いですが、好立地の店舗物件への投資の魅力は格別。


そして店舗物件への投資をするのであれば、ぜひ自社経済圏の構築を目指してください。これぞ個人レベルでできる互恵の究極系ではないでしょうか。






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