先日、7年振りぐらいに、とあるクローズドの会で金融資産投資についてのセミナーを行いました。自分で言うのも何ですが、まぁまぁ盛況なセミナーでした。
資料自体は7年前とほぼ同じです。何故なら、この7年間で投資方針は特に変わっていないから。と言うか、7年どころか15年近く、同じ投資戦略で戦っています。
このため今回のセミナーでは、前回からの7年間で実施した投資成果を踏まえての講演でした。この間に発生した最も大きなイベントは、もちろんコロナショックです。
当時は必死で金融資産投資に向かい合っていましたが、今回のセミナーのために資料をまとめていると、とても綺麗な投資を実施していました。絵に描いたような逆張り投資です。
おそらく、その理由はコロナショックが大底を迎えるまで極めて短期間であったことが要因でしょう。これほど楽な戦いができた暴落局面は、私の記憶には存在しません。
そんな「楽勝」な暴落でしたが、やはり多くの人は儲けられなかったようです。3月後半に投資した人であれば全員が勝てるはずだった相場で何故ほとんどの人が負けるのか?
私にはイマイチその理由が分かりませんでした。しかしセミナー後の懇親会でたくさんの人とお話した結果、何となく理解できるようになりました。
その理由とは、多くの人は怖くなって途中で売却して損切りした、もしくは少し戻って利益がプラスになったタイミングで売却したからのようです。
なるほど、せっかく大底圏で安値買いできても、株価が上昇する前に売却してしまうと利益など出せるはずがありません。
理性的に考えると小学生でも分かることですが、ほとんどの人が売却してしまう理由は痛いほどよく分かります。それほどまでに暴落相場で味わう恐怖感は尋常ではないのです。
それにもかかわらず、私は平然と全ての銘柄を所有し続けています。このため膨大な含み益を抱えているワケですが、この差はいったい何なのでしょうか。
自分でもよく分からなかったのですが、多くの人と話していて気付いたことがあります。それは、株価が上昇し始めた途端にその銘柄に対する興味を無くしてしまうことです。
私は株式を「儲ける対象」ではなく「配当を産み出す対象」と見做しています。株式投資の目的は配当を得る権利獲得なので、株価が上昇して買えなくなると興味が無くなるのです。
このことに気付いたきっかけは、コロナショック後に2番底を迎えた銘柄がいくつかあったにもかかわらず、その事実を知らなかったことを指摘されたからです。
大底圏から株価が上昇し始めると、私の投資戦術では自動的にその銘柄を購入できなくなります。大底に至るまで日々ウォッチしていたのに、それ以降は全く株価を見なくなります。
(興味が無くなって)株価を見ないので、必然的に含み益の金額も気にならず放置プレーに移行します。どうやら、この行動パターンが私に膨大な含み益をもたらしていたようです。
なるほど、資本主義を信用するのであれば、株価が上昇し始めるとすぐに興味を無くしてしまう私の性格は最強かもしれません(笑)。
利食い千人力というものの、米国だけでなく日本でさえもBuy & Holdは正解でした。皆さんも、上昇し始めた株価に興味を無くしてみてはいかがでしょうか。
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