資産形成には下記のように 2通りの考え方があると思います。

  • ストックを積み上げる
  • フローを大きくする


ストックを積み上げるとは、資産の時価総額を大きくすることを意味します。具体的に言うと、株式の積立投資やキャピタルゲイン目的の不動産投資です。


いかにして換金性の高い資産を殖やすのかを追求するゲームと言えます。不動産投資では売買を繰り返して手元キャッシュを積み上げていきます。


不動産投資家は買いっぱなしなイメージですが、実際にメガ大家やギガ大家と呼ばれる人の多くは、売却益を次の投資の原資にして規模を拡大していきます。


一方、フローを大きくするとは、資産からのキャッシュの流入を増やすゲームと言えます。具体的には、配当目的の株式投資や賃料収入目的の不動産投資です。


表面上は両者の違いが分かりにくく、またお互い密接にリンクしています。しかし、資産形成を実践している人のアタマの中では、どちらかに比重を置いていることが多いです。


それでは、どちらの資産形成戦略が望ましいのでしょうか? 一般的には、①ストックを積み上げる戦略が多数派であり、また資産形成のスピードも速いでしょう。


一方、農耕民族である日本人の習性として(?)、フローを大きくする資産形成戦略も一定の支持を得ています。感覚的にもフローの方が安定していそうですね。


ただし、フローを大きくする戦略には致命的な欠点があります。それは資産形成のスピードがとても遅いことです。


実際、この戦略に100%依存していると、命が尽きるまでに資産形成が完了しません。世の中では複利の素晴らしさが話題にのぼりますが、実践するのは容易ではありません。


このように、資産形成で最も採用されているはストックを積み上げる戦略であり、人生の長さを考えると合理的戦略と言えます。


しかし、当然のごとくストックを積み上げる戦略にもデメリットがあります。それは投資のセンスと精神力の強さが必要とされることです。


株式投資ではどんな状況でも積立し続ける強固な精神力が必要ですし、不動産投資では割安な物件を探し出して高値で売却する技術が必要です。


多くの人は、両方とも十分と言えるほどの資質を持ち合わせていないため、その成果は死屍累々となっています。なかなか現実は厳しいですね...。


それでは、フローを大きくする戦略が望ましいのかというと、前述のように資産形成のスピードが遅すぎるデメリットがあります。


結局は①②の組み合わせで、どちらかに比重を寄せることが現実的な考え方です。ちなみに私の場合は、②フローを大きくする戦略が 8割ぐらいウェイトを占めるイメージです。


おそらく医師ではなく会社員であったなら、今レベルの資産規模になるのは数十年先だったと思います。つまり、医師の立場では②フローを大きくする戦略も合理的戦略なのです。


その理由は若い時から圧倒的なキャッシュ産生能力を有することが可能だからです。20歳代で年収1000万円をほぼ確実に超えることのできる職業は医師以外はあまり無さそうです。


しかも医師になるのに特別な才能は必要ありません。数年に渡って寝るとき以外はひたすら勉強する根性さえあれば、多くの人はクリアできる可能性が高いです。


もちろん、その根性が一種の才能という話もありますが、とにかくプロ野球選手になるような特殊能力は必要無いことだけは事実です。


ここまでの話でだいたい今日の結論は読めたと思いますが、医師であれば②フローを大きくする戦略を採用する選択肢があります。


実際、フローが大きくなってくると「人生あがったな」と強く感じるようになります。リーマンショックやコロナショックが来ても、フロー収入はさほど影響を受けませんから。


①ストックを積み上げる戦略であれば、リーマンショックやコロナショックが来ると真っ青でしょう。こんな状態では、おちおちリタイアもできません。


せっかく死ぬほどの努力を重ねて医師になったのであれば、②フローを大きくする戦略を採用しても良いかもしれません。


ちなみに医学部入試を突破するのに死ぬほどの努力を要したのは、アタマのスペックが乏しい私だけかもしれませんが...。






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