お医者さん関係の仕事は、どんなに忙しくなっても17時には終わるという特技があります。もちろん、手術が長引いたりすれば別ですが、そんなことは滅多にありません。


何故、クソ忙しくても17時に終業することができるのでしょうか? その理由は17時以降には仕事をしないことにしているからです(笑)。


もし、仕事に積み残しがあればどうするんだ! とお叱りの声が聞こえてきそう。しかし、私は積み残しがあっても気にせずに終業します。


何故なら、17時以降に働いても周囲の迷惑になるだけで誰のトクにもならないからです。そうは言いつつ、実際に積み残す仕事自体がほとんどありません。


その理由は、かなり上から俯瞰して仕事を進めていくからです。まず、全体のボトルネックを押さえます。ボトルネックを正確に把握して制御することで待機時間を減らせます。


その上で、緊急性の高い仕事から優先して行います。ここまでは誰でもしていることでしょう。しかし、ここから私の本領発揮です。


重要なことはボトルネックを押さえて仕事をグルグル回していくものの、緊急性の無いことは(自然に)忘れます。しかも綺麗さっぱりと(笑)。


そんなことしていると、パラメディカルからの評判は悪くならないのか? という声が聞こえてきそうですね。少なくとも私が認識している限りではさほど評判は下がらないです。


何故なら、私は常に笑顔でスタッフに接して、ほとんど怒ったり不機嫌になることが無いからです。職場で怒ったり不機嫌にならないだけで、評判は盤石になりやすいです。


しかも、1年中忙しいわけではないので、必殺技の「些細な仕事は綺麗さっぱり忘れる」を繰り出す回数はたかが知れています。


忙しい時だけ些細な仕事は綺麗さっぱり忘れていると、いつの間にか周りの人がフォローしてくれて仕事が片付いていることが多いです。


例えば、薬剤師さんが薬の変更処理をやってくれていたり、看護師さんが他の医師に頼んで検査漏れのフォローしてくれたりです。まぁ、あまり大きな声では言えないですが。


もちろん、周囲の受けた恩は、忙しくないときに必ず返す心意気です。このように「些細な仕事は綺麗さっぱり忘れる」ことを覚えると、17時終業が近づくのではないでしょうか。






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