先日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、主要政策金利を0.75ポイント引き上げることが決まりました。フェデラルファンド金利の誘導レンジは、3.75~4.00%です。


あっという間に、ここまで金利が引き上げられました。FRBのインフレ退治への並々ならぬ意志を感じざるを得ません。


もちろん、この発表を受けて株式市場は大幅に下落しました。この1週間ほど金利上昇が一服するとの観測でミニラリーが続いていましたが、見事に裏切られたカタチです。


株式投資家にとっては、試練の時が続きます...。さて、そんな意気消沈している株式投資家同様に青息吐息の投資家が居ます。そう、それは債権投資家です。


個人投資家にとって、債権投資は一般的ではありません。その理由は証券会社が積極的に勧めてくる銘柄にロクなものは無いからです。


しかし、債券の中でも個人投資家がもっと真剣に取り組んだ方が良い銘柄があります。そう、それは言わずと知れた米国債です。いわゆる、トレジャリーノートですね。


えっ、米国債なんて売ってるの? なんて声が聞こえてきそう。そりゃ売っています、どこででも。米国債は金融資産投資の屋台骨であり、すべての金融商品のベースです。


ただし、証券会社にとっては利益がありません。手数料を取れないのです。このため、米国債投資を勧める証券会社は皆無ではないでしょうか。だって儲かりませんから。


しかし、個人投資家こそ、債券投資するのであれば米国債を第一に考えるべきです。米国債のメリットはたくさんあります。デメリットは円高とインフレぐらいでしょうか。


信用力、流動性は最高レベルです。対米国債では、アップルやマイクロソフトなど GAFAMの社債でさえも、買うメリットを見出せません。


そして、その米国債の空前の買い場が近づいている可能性があります。ご存知のように、利回りと債権価格はトレードオフです。金利のピークは、債権価格の底値になります。


つまり、米国の金利引き上げが止まった瞬間が、米国債の大底なのです。ここからはあくまで予想ですが、インフレや金利引き上げは8合目まで来ている可能性があります。


今回のFOMCでは、FRBは未だに金利引き上げを緩める気はないというアナウンスでした。しかし、明けない夜はありません。


金利の先高観のある現在は、後追いで考えると大底に近い可能性があります。現在の10年米国債の金利は 4%もあります。破綻可能性ゼロでこの金利をいただけるのは魅力的ですね!


しかし、今からドル転して米国債投資を開始するには大きなリスクは伴います。それは金利引き締め終了のアナウンスがでた途端に、怒涛の円高が始まる可能性が高いからです。


もちろん、安値に沈んでいた米国債も上昇に転じます。しかし、それ以上に円安でのダメージの方が大きい可能性が高いです。


このため、米国債への投資目的でドル転することはお勧めできません。一方、すでにドル資金を所有しているのであれば、米国債への投資は有望となる可能性があります。


金利を引き上げている最中は債権価格下落を耐え忍びながらクーポンをいただき、利上げが止まって債権価格が上昇に転じると売却益を得るという戦略です。


日本では米国債は一般的ではありませんが、世界的には超メジャーな投資対象です。この機会に米国債投資の勉強をしても良いかもしれませんね。






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