先日、医療機器メーカーの方とお話ししました。インプラントで不明点があったので質問したのですが、経験豊富なだけに詳しく教えてもらいました。
話はインプラントに留まらず、他の病院の医師の手術法にまで及びます。医師同士でも手術の話はときどきしますが、さすがにこの歳になるとメインの話題にはなりません。
このため、意外と医師同士では手術の情報やりとりが多くないと感じています。しかも他大学の医師がどんな感じの治療をしているのかは皆目分からない。
もちろん学会で聞きますが、立場の違いもあってリアルな現実として実感できません。ところが、医療機器メーカーの方から聞くと、妙にリアリティがあるのです。
もちろん彼らは整形外科医ではないのですが、少なくともインプラントや術式に関してはかなり正確に把握していると感じています。
このため、ちょっとしたヒントを医療機器メーカーの方との雑談で拾うことも多いです。特に迷いのある手術では、他大学の異質な文化(?)に触れるとそれだけで勉強になります。
先日も、来週に控えている再置換術の術式でナルホドという話をお伺いしました。採用するか否かはまだ決めていませんが、ひとつの選択肢をいただいたことになります。
医師だけではなく医療機器メーカーの方とも話することで、いろいろ貴重な情報を入手できると感じました。治療法のブレインストーミングするときにはお勧めです。
管理人 お勧めの医学書
ある学年以降人の手術に入ったり、他施設に見学に行くことが激減しますよね。
更に新型コロナが追い打ちをかけてカダバー含めて他人の手技を学ぶ機会が減りました。
流派の違う人たちは覆布がけ、イソジンドレープの貼り方、閉創全てが参考になります。