先日、従妹の子供から進学についての相談を受けました。この子はかなり成績が良いようで、全国的に有名な進学校の中でも上位層にいるようです。
医学部上位校や東京大学でも楽勝で合格できる学力がありそう。そんな彼には、医学部に進学することにひとつの懸念点があるそうです。
その懸念点とは、医学部は6年も学生が続くことです。6年間も学生を続けていたら、社会に出るのが遅れてしまうという焦りを感じるのではないか? という疑問点です。
最近の子供は、YouTubeなどで情報(?)を集めています。例えば、アトム法律事務所の岡野弁護士などは高卒で司法試験に合格して大成功しています。
そういう極端な例を見て、6年も大学に通っていると、中卒や高卒で早く社会に出て頑張っている人には勝てないという考えに至ったようです。
なるほど...実はかつての私にも同じような経験がありました。私が5回生になった時点で、高校の同級生の多くは総合商社や都市銀行などに就職して働き始めました。
そんな彼らの姿を見て、自分はあと 2年間も学生なのかと焦燥感を覚えたものです。自分だけが置いてけぼり食ったような感覚ですね。しかしこの歳になると完全に逆転しています。
私にもそのような感覚があったが、実際にはその差は無かったことを率直に伝えたところ、妙に安心したようです。
考えてみると、たしかに6年間も大学生しているのは長いです。しかし、大器晩成という言葉があるように、多少長い学生生活に焦る必要はないと伝えられて良かったです。
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