米国株が下がりません。意外なほど「しぶとい」と感じています。今週これだけ派手に下げたのに何言ってる?!と思っている人が多いかもしれませんね。
以前から私は、2000年のITバブル崩壊をイメージして、今回の下落劇を眺めていました。しかし、NASDAQ100も10000ポイントを割り込むことなく踏み止まっています。
私は米国株はほぼノーポジなので、下がれ下がれ!と毎日祈っています。下がったらガツンと買おうと思っているのですが、なかなか下がらない。
そして私の祈りが届いたのか、先週にFRB パウエル議長の超タカ派発言が飛び出しました!しかし、それでも NASDAQ100は10000ポイントを割るまでは下落しなさそう...。
う~ん、予想に反して米国株の下げはこの程度で終わってしまうのか。非常に残念な気持ちで一杯です。しかし投資家たる者、現実に即した行動を求められます。
米国株の実質的下落率は約50%?!
NASDAQ100は 2021年12月1日に最高値の16320ポイントをつけた後に下落し始めて、2022年10月10日には10744ポイントまで下落しました。率にして約33%の下落に過ぎません。
一方、米国ドルの実質的価値は、この1.5年で約15%程度減価しています。つまり、2022年10月の10744ポイントは、2021年12月の米国ドルの価値では9132ポイントです。
率にして約44%の下落です。まぁまぁ良い感じの下落率ですね。米国ドルの紙屑化がどんどん進行しているので騙されやすいですが、実質的にはかなり株価は下落しているようです。
冒頭で、米国株が下がらないと嘆いていましたが、実質的な価値で考えると、指数以上に下落している可能性を否定できません。
従来は通貨が安定(=インフレ率が低くて通貨価値棄損が緩やか)していましたが、2年ほどはインフレに伴って急激に米国ドルの価値が減価しています。騙されてはいけませんね。
ここまで下落すれば打診買いもアリ?!
話を株価指数に戻します。可能であれば、最高値から7~8割下落するまで株式は買いたくありません。しかし、最近の展開を見る限りでは、下値抵抗線が意外なほど強いです。
私の祈りはどうやら通じない可能性が高まってきました。そうであれば、そろそろ打診買いもアリなのでしょうか?
しかし、肝心の銘柄を眺めていると、欲しいと思う銘柄がほとんどありません。私好みのオールド銘柄は、ハイテク株と逆行高で株価を上げているからです。
今更、AI関係の銘柄とか買えないでしょ、というのが偽らざる私の気持ちです。しかし、現実問題として、現在の米国株安を牽引しているのが値がさ株です。
ChatGPTの登場でGoogleが苦境に陥る可能性を見るまでもなく、流行りの銘柄の旬は非常に短いです。このため、予想してかつ超長期で所有し続けるのは難しそうです。
そうなると、やはり株価指数への投資なのでしょうか?「負けない」投資銘柄であっても、指数への投資はバカバカしいなぁ...。
しかし、よく考えると私の株式デビューは新日本製鉄(現在の日本製鉄)でした。2000年代前半にはインデックス銘柄は日本に存在しませんでした。
その役割を果たしていたのが、新日本製鉄などの超大型株です。巨大な流動性があるため、流動性不足に陥る可能性が極めて低いことが特徴です。まさにインデックス銘柄と同じ。
2001年同時多発テロの際、いち早く寄り付いたのが新日本製鉄でした。新日本製鉄への投資タイミングだけで利益を出していたので、私の株式投資の原点ともいえる投資手法です。
米国株投資のタイミング到来を知らせるアラートが鳴っているな気がします。気のせいかもしれませんが、相場のペンペン草の生え具合をみて、投資開始是非を考えようと思います。
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