先日、久しぶりに同期で集まって予約困難店でご飯を食べました。私以外は全員開業しており、皆羽振り良さそうです。一人5万円ぐらいでしたが苦も無さそう。


私が医師仲間で飲むのは珍しいのですが、予約困難店は話が別です。予約困難店に行く話が来ると、最優先で参加することにしています。


さて、やはり医師仲間で飲むと気兼ねなくいろいろ話せます。しかも成功した開業医ばかりなので、ギスギス感ゼロです。


すでに開業して年月が経っているヤツが多く、3名中2名は融資を全額返済していました。このため先行きの不安感ゼロのはずですが、そろそろ医療保険制度はヤバいで一致しました。


ヤバい理由は、①医師数が増加し続けている ②コスト上昇に診療報酬が追い付いていない の2点でした。


医師数の増加


医師数の増加は、15年ほど前に流行った「医師不足」という誤った認識が影響が続いています。当時、医師不足や医療崩壊というワードが世間を賑わしました。

2006年に卒後スーパーローテーション研修の義務化された影響で地方医大の医局制度が崩壊しました。制度破綻が原因なのに、国は医師数不足が原因という誤った判断をします。


本来は存在しないはずの医師数不足への対処として、医学部定員を増加させました。現場の感覚ではバカとしか言いようがない愚策です。


その結果、医師数は増加の一途を辿ります。一度医師になると40年ぐらいは現役です。必然的に医師一人当たりの報酬は減少して、医師間の競争が激しくなります。


もう後戻りできない所まで来ているので、医師の将来については暗いとしか言いようがありません。もちろん、強者はいつの時代にも居るので医師間の二極化が進行するでしょう


コスト上昇に診療報酬が追い付いていない


コスト上昇に診療報酬が追い付いていない現象は、この1~2年で顕在化しました。これまではデフレマインドだったので、表立って値上げできませんでした。


ところが、ウクライナ戦争以降は、値上げは半ば常識化しました。これまで値上げするとバッシングされるという風潮でしたが、急激にヒステリックな状況は霧消しました。


その結果、これまでの赤字や低収益を取り戻すべく値上げラッシュが始まります。値上げ自体は悪いものではありません。事業継続のために企業は適正な利益を得る必要があります。


ところが、医療は診療報酬が決まっているため値上げできません。診療報酬の単価が増加しないのに、支払いコストが急激に上昇すると、必然的に利益幅が縮小します。


医療機関は粗利が30%程度あるので、すぐに立ち行かなくなるレベルではありません。しかし、仮に4%を超えるインフレが5年続くと損益部分岐点近くになる可能性があります。


今後、診療報酬が大幅に増加するシナリオは考えにくいため、医療機関には厳しい時代が想定されます。デフレ下では最強だったビジネスモデルがインフレでは力を無くす...。


時代の流れと言えばそれまでですが、現実化しないことを祈るしかありません...。








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