ケアネットに興味深い記事がありました。
老けやすいのはどんな人?老化の要因をランク付け です。


むむっ、この歳になると嫌でも老化は関心事の筆頭になります。やっぱり健康で長生きしたいですから。結論は以下の通りでした。尚、GrimAgeの方が死亡率と関連が強いそうです。


【GrimAgeに基づく老化の加速・減速関連因子】
〈老化を加速(β±SE[年])〉
1位:喫煙、1.299±0.107
2位:アルコール摂取増加、0.899±0.361
3位:ウエスト周囲径増加、0.815±0.184
4位:昼寝、0.805±0.355
5位:体脂肪率増加、0.748±0.120
6位:BMI上昇、0.592±0.079
7位:CRP値上昇、0.345±0.073
8位:中性脂肪値上昇、0.249±0.091
9位:小児期の肥満、0.200±0.075
10位:2型糖尿病、0.095±0.041
<老化を減速(β±SE[年])>
1位:教育年数が長い、-1.143±0.121
2位:世帯収入が高い、-0.774±0.263

【PhenoAgeに基づく老化の加速・減速関連因子】
〈老化を加速(β±SE[年])〉
1位:体脂肪率増加、0.850±0.269
2位:ウエスト周囲径増加、0.711±0.152
3位:BMI上昇、0.586±0.102
4位:喫煙、0.519±0.142
5位:CRP値上昇、0.349±0.095
6位:小児期の肥満、0.229±0.095
7位:2型糖尿病、0.125±0.051
<老化を減速(β±SE[年])>
1位:教育年数が長い、-0.718±0.151



これらの因子を見るときは、どうしても自分の生活習慣や体型を思い浮かべながらチェックしてしまいます(笑)。


老化を加速させる因子の上位に、ウエスト周囲径増加、体脂肪率増加、BMI上昇、小児期の肥満などの肥満関係の項目が並びます。やっぱり、太るとダメなのでしょうか...。


喫煙していると老けるのは常識ですが、私的にはアルコール摂取増加と昼寝が上位にランクインしているのがショックです。


毎晩グイグイ飲んでいて、疲れたらすぐに昼寝する 眠いのを我慢して仕事している私には少々ショックな結果でした


一方、教育年数が長いのは意外でした。教育に老化防止効果があるとは考えてもいませんでした。しかし、よく考えると、患者さんでも高学歴の人は若く見えます。


なるほど、自分への教育投資は老化対策にも良いようです。私のように一生馬車馬のようにアタマを酷使する覚悟の人間には、ちょうど都合の良いエビデンスかもしれません。






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