静かなる恐怖...。
米国債のデフォルトが来月に迫っています。


正確にはテクニカル・デフォルトですが、米国債投資家にとってデフォルトであることに変わりありません。いくら資産があっても、キャッシュフローが詰まればゼロに等しい。


会社経営者であれば常識以前の認識ですが、今まさに「リスクフリー」資産であったはずの米国債がデフォルトの危機に瀕しています。


前回の危機は 2011年でした。当時の私はベトナムのニャチャンで「沈没」していました。朝からシャンパンを飲んでフラフラしながら、米国債デフォルト?!を見物していました。


当時は予想通り、最終的には与野党が合意に至りましたが、株式市場はかなり動揺したことを覚えています。さてさて今回はどうなるのでしょうか?


米国人がバカでなければデフォルトは無さそうだが...


もし米国がデフォルトすれば、誰がどう考えても米国の国力を削ぐ影響しか考えられません。それって、まさに敵(=中ロ)に塩を送る行為に異なりません。


フツーの考え方であれば、そんなナンセンスは起こりえないですね。しかし、どうやら米国の国内政治は、自国デフォルトの海外への影響度を軽んじているように見えます。


このことは、民主主義の弱さを映し出しています。万が一にも本当に米国がデフォルトすれば、民主主義の評判は地に落ちるでしょう。


ただでさえも、ウクライナ侵攻でロシアの銀行をSWIFTから締め出すという劇薬カードを切ってしまいました。コレをやると、長期的には自国通貨の信頼性を落とすことになります。


米国人はバカではないはず...。しかし、国内政治が最優先である米国の政治家は、目先の損得勘定に影響されて、デフォルトを選択する可能性を否定できません。


米国がデフォルトするとどうなるのか?


前回のデフォルト騒動では、株式は下落、通貨は円高に振れました。株式が下落するのは論を俟ちませんが、通貨はどうなるのでしょうか?


やはり、米国ドルが売られる展開が予想されますが、意外とコロナショック極期のように米国債・ドル高!という可能性も否定できません。


その理由は、有事のドル買いです(笑)。米国の信任が揺らぐ局面での米国への逃避ですが、あながち実現する可能性はゼロではないと考えています。


まぁ、私のポジショントークは超円高なので、個人的には米国がデフォルト推しです。ただし、そのような事態になると、中国の力が更に増大するので日本的には好ましくないです。


いずれにせよ、テクニカルなデフォルトであれば、株式は買いだと考えています。とりあえず何が起きても大丈夫なように、いつでも証券会社にぶち込める準備をしようと思います。


日本株の絶好調は?


ここにきて好調な日本株は、やや不気味な存在です。東証によるPBR>1.0要請やバフェット効果だけでは説明付かないと考えています。


おかげ様で、私の日本株ポートフォリオも連日過去最高値を更新し続けています。しかし、これほど好調なのは、とても気持ち悪いのも事実です。


私のこれまでの経験では、株式投資で儲かるときには血反吐をはくほどの精神的ストレスに苛まれてきました。これほどイージーに株価が上昇するのは、あまり経験ありません。


経済的な面だけではなく、政治的な側面でみると、米国はデフォルトするわけにはいきません。それって、まさに自殺と同じですから...。


しかし、正常な判断力を失くした米国の政治システムは、予想だにしない事態を引き起こしかねません。その時、日本株はどうなるのでしょうか?1ヵ月は米国から目を離せません。






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