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やはり日経ぐらい読んでおかないと、マーケットの流れが分からない...。


つらつらと流し読みしていると、懐かしい記事(?)を発見しました。株式投資における私の出世取引となった2003年5月のりそな銀行国有化の裏事情です。


りそながはまった落とし穴 五味元金融庁長官が見た光景


この記事に感心のある人はほぼ皆無でしょうが、私は興味深く拝読しました。何故なら、当時の混沌とした状況の解説だからです。あ~、そういうことだったんだなぁ...。


900円台で東宝を買えてしまった日


2003年のゴールデンウィークは、東京市場にとって最悪期のひとつでした。銀行の不良債権問題のために、株式市場は底が抜けたような状況に陥っていたのです。


特にゴールデンウィーク中は悲惨でした。ただでさえも市場参加者が少なく、板が非常に薄い。つまり株式は下落しやすい要素しか無かったワケです。


当時から株主優待大好き投資家だったワタクシは、自分の生活スタイルに合った優待銘柄を物色していました。吉野家、東宝、モスバーガーなどなど。


特に東宝は思い出深いです。何故なら、今では6000円に迫ろうという株価を誇る東宝ですが、当時ナント900円台で買えてしまったのです。まさにバブル崩壊後の最安値。


当時から東宝の1000円割れは想定外でしたが、ダメ元で900円台で指値注文して放置していました。ところが
ゴールデンウィークの閑散とした市場で買えてしまったのです。


当時の私にとっても、900円台で東宝を買えたのは衝撃的でした。当時から、好立地物件からあがる賃料収益をベースにして、映画で上振れを狙うという最強のビジネスモデル。


これほどの優良企業がバナナの叩き売りのような株価で買えてしまったことに、ある意味恐怖を感じたのです。日本は終わってしまうのかな...。りそな国有化前夜の話です。


とにかく安いモノを買え!


2003年5月17日に、りそな銀行はついに国有化されます。なるほど、これが株価下落の原因だったのか...。アホな私は妙に得心しました。


ところが、アホ投資家の思いに反して株価は反転します。リーマンショックで最低記録を更新しましたが、実質的なバブル崩壊後の大底は 2003年5月だったのではないでしょうか。


この時に捨て値で拾った株式は大きな利益をもたらしてくれました。なるほど、投資というのは安く買うに限るな...。バカなりに投資の極意を悟った瞬間です。


この経験から、とにかく安いモノを探す習慣ができました。人と視点の違うワタクシは、安ければ何でもイイという姿勢で貪欲に安いモノを探します。発見したモノは以下のごとく。


2003年 ブルーチップ株、外貨
2004~2006年 不動産
2008~2009年、J-REIT
2009~2012年 不動産
2010年 太陽光発電
2012年 電力株
2015年 産金株(金鉱山株)、簡易宿所
2016年 欧州銀行株
2016年 産業用太陽光発電
2020年 石油メジャー、J-REIT
2021年 地銀株



株式や不動産がメインですが、簡易宿所や太陽光発電施設の建築にも取り組みました。参入タイミングはイノベーターからアーリーアダプターなので、参考書籍さえ存在しません。


とにかく、収益性に比して安いモノを買え! そんなことばかり考えて全方向性に安いモノを探して日々生活していました。


今、安いモノは何なのか?


本題ですが、それでは今安いモノは何なのでしょうか? これが分かれば、一攫千金も夢ではない?! 私の感覚では、今お買い得なモノは2つあります。


それは、人とカネです。はっ?何言ってるのとい声が聞こえてきそうですね(笑)。順番にご説明しましょう。


まず人です。少し賃金は上昇傾向にありますが、まだまだ質に比べて人件費が安いです。優秀者であっても、ビジネスの収益性と比べて安価に雇用できます。


このような状況は近年稀に見るとはっきり認識しています。そうであれば、積極的に優秀人材を登用するしかありません。優秀な人であれば、とにかく採用し続けています。


一方、カネとは何でしょうか? カネとは、ずばり日本円です。強烈な円安でボロボロに見える日本円ですが、円高・株安・不動産安に振れる時は来ると思います。


世の中の出来事はすべて相対的です。外貨・株式・不動産の高い現在は日本円が安いですが、円高や暴落時は日本円の価値が高まります。それまで「安い」円をせっせと集める。


つまり、無駄遣いせずに貯金しようということです(笑)。やっていることは単純ですが、確固たる意志があるか否かは大きな違いでしょう。ご参考になれば幸いです。






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