先週1週間は怒涛の円高が進行しました。1ドル145円台をつけて、またまた150円台に下落してしまうのか?!と思っていた矢先の急変です。
昨今では「安い日本」が広く日本国民にも認識され始めていますが、その元凶のひとつが過度の円安です。紙切れのような存在に成り下がった日本円。
日本人としては悔しい限りですが、感情論抜きにしても日常生活の物価高に多大な影響を与えています。何とかなって欲しい状況でしたが、ここに来て突然の円高トレンド変換です。
このまま神風は吹き続けるのか?はたまた、一過性の復活に過ぎないのか? なかなか難しい判断を要しますが、原因と対策を考えてみましょう。
日米のインフレ率が逆転する?
日米のインフレ率が接近しています。米国の6月の消費者物価指数の前年同月比の伸び率は3.0%でした。一時期は9%を超えていたインフレ率ですが、かなり鎮静化しています。
一方、5月の消費者物価指数は、前年同月比で3.2%上昇しています。6月の東京都区部消費者物価指数が3.2%上昇なので、日本の6月の消費者物価指数も同程度の予想です。
こうなってくると日米のインフレ率逆転が視野に入って来ます。私たちの感覚では米国は激しいインフレに見舞われていますが、いつのまにか日本のインフレ率の方が上なんですね。
デフレ経済が長らく続いた日本では、モノの価格が上がる感覚が無くなっていました。デフレ経済下では成長が見通せないため、静かに衰退していくのみです。
この環境は永久に続くのかもしれないと感じていましたが、ここに来て劇的な変化の兆しが認められます。この環境変化から、私たちは目を背けてはいけないでしょう。
日銀は金利正常化に動き出すのか?
米国ではインフレが鎮静化したため、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ見通しが1回に絞られる見込みです。
一方、日本ではインフレが続いており、7月にはYCC(イールドカーブ・コントロール)政策の緩和もしくは撤廃が見込まれています。
これらの要素が組み合わさり、円安トレンドが円高トレンドに振れる可能性が生まれました。では、この円高の波に乗るためには、どのような視点が必要なのでしょうか?
一般的に中央銀行の動きは、あらゆる資産カテゴリーに大きな影響を及ぼします。日銀が金利を上げると、株価や不動産には逆風である一方、日本円には追い風になります。
円高の波に乗ろう!
長く続いた米国株高のために、日本国内でもずいぶん外国株投資家が増えました。彼らにとって、円高はあまり望ましくありません。
何故なら、外国株式を日本円換算した場合、その評価額が下がるからです。一方、今から外国株に投資する人の立場では、円高は魅力的になります。
私の個人的状況は、トータルで見ると外国株にもかなり投資しているため、日銀の金融政策は逆風になります。しかし売却意思が無いため、時価評価が下がっても苦になりません。
一方、9月に1千万円近い外貨建て保険の支払い期日を控えているため為替相場の値動きが気になって仕方ありません。例年110円前後で支払いしていたため、150円だと大打撃です。
毎日のように為替をチェックして、下がれ、下がれ~と念を送っています(笑)。このまま円高が続いて、本格的に外貨資産を購入するチャンスがすぐに来るとも思えません。
しかし、再び100円近い円高に戻る局面が到来すれば、外貨資産を収集できるチャンスが巡ってきます。そのような状況になった際に即応できる体制は整えておこうと思います。
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