最近の株式や不動産の市況は凄いです。
最近と言っても、1~2年の話ではありません。
2013年にアベノミクスが始まってから、株式や不動産などのトレンドが変わった気がします。あれから10年。コロナ禍があったものの、結果的には綺麗な右肩上がりです。
そして、2020年のコロナショック極期でさえも、2008年や2002年のようなレベルまで全然下がりませんでした。私のような2000年代前半組の感覚とは明らかに違う相場環境です。
相場の下値は年々切り上がっている?!
私が覚えている最恐の暴落相場は、2008年のリーマンショックです。2020年のコロナショックは、2008年のリーマンショックと比べると「ショック」とさえ言えません。
リーマンショックの印象が強過ぎるため、暴落相場の下値の基準は日経225で言うと1万円以下です。しかし、どうかんがえても今の状況では、そこまで下がると思えません。
もちろん日本に核の雨が降り注いだ日には話は別でしょうが、それぐらい極端な事象が発生しない限り、今の状況ではリーマンショックのような状況が再来するとは思えないのです。
言い換えれば、株式市場や不動産市場の下値は年々切り上げっていると言えます。つまり、短期目線で暴落が発生しても、以前ほどには下げない可能性が高まっているのです。
暴落狙いの投資戦略はノーチャンスかもしれない
2000年前後のバブル崩壊後の大底期から投資を始めた者は、とにかく生き残ることが大変でした。何をしても裏目に出る相場環境なので、少しでも気を抜くと飛んでしまいます。
この状況は、株式投資だけではなく不動産投資も同じでした。不動産は負動産。とにかく不動産は持ち続けてもロクなことは無いと感じていたものです。
少しでも安く購入して次のカモに売り抜ける。このようなプロの不動産業者のような手法を駆使しなければ、不動産投資で生き残ることは難しいと思われていました。
2000年代前半に「サラリーマン大家」なるものが登場した時には、そうか持ち続けるという手があったか!と膝を打ったものです。
そのような株式や不動産を持ち続けるのはバカだと思われた時代を生き抜いてきた私のような希少種にとって、2013年以降の相場観はどうもしっくりしません。
アベノミクスまで有効だった暴落で買い下がる超長期逆張り投資は、出る幕を失ったように見えます。唯一の例外はコロナショックでした。
そのコロナショックでさえも相場が下がり切らなかったので、すべてのタマ(=現金)を使い切るまでもなく、あっけなく暴落相場が終わってしまいました。
2013年以降の世界では、2008年レベルの暴落狙いの投資戦略はノーチャンスかもしれない...。最近では、本気でそう思い始めています。
未来は誰にも分からない
オマエがそんななことを言うとは...と思う人が多いかもしれません。暴落を待ち望んでいる私が趣旨替えしようかと思うほど、相場の下値が切り上がっている現実があります。
もし相場の下値が切り上がっているのであれば、超長期逆張り投資は成功しにくくなっています。解決策は買い出動する基準を少しずつ上げていくことでしょう。
しかし、この判断は諸刃の剣とも言えます。何故なら、中途半端な価格で買い出動すると、本当の暴落局面で弾切れを起こすからです。
こればかりは誰にも正解は分かりません。私の肌感覚では相場の下値は切り上がっているように思えます。
もしそうであれば、今回のコロナショックぐらい下がれば欲張らずに買い出動すべきかもししれません。しかし未来は誰にも分かりません。
アベノミクス以降の相場の下値が切り上がっているのか、それとも最近10年の相場がそう見えるだけなのか...。20年後には答えが出ていることでしょう。
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