資産形成はスノーボールに例えられます。スノーボールとは雪だるまです。雪だるまを大きくするには、核となる小さな雪玉を転がして行けばよい。
最初は小さかった雪だるまがある一定の大きさを超えると加速度的に大きくなっていく様は圧巻です。資産形成もまさに雪だるまを大きくするのと同じです。
このため、資産形成を雪だるまに例えることは、多くの人に受け入れられるのでしょう。しかし、ここでひとつの疑問が湧いてきます。いつから大きくした資産を使ってもよいのか。
大きなタネ銭は資産形成が速い
雪だるまを作る時のことを思い出しましょう。同じ回数だけ転がすと仮定すると、核となる雪だるまが大きい方が、最終的に大きな雪だるまになります。
資産形成も全く同じです。タネ銭(=雪だるまの核)が大きいほど資産形成のスピードが上がります。例えばタネ銭が1000万円と100万円とでは1億円に到達する時期は段違いです。
このため、資産形成の途中では、タネ銭を使い込んでしまうのはご法度です。理想は、どんどん大きくなる資産には一切手を付けずに資産を転がし続けることでしょう。
しかし、リアルワールドではそうとばかりも言っていられません。そもそも資産形成は目的ではなく幸せな人生を送るための手段です。
死ぬまで資産に手を付けずに転がし続けるのでは本末転倒。いつかは資産から資金を引き出して自分のために使う時期が来ます。その時期をいつにすればよいのかが問題なのです。
経済的自由の達成は資産を使い始める一つの目安
あくまでも私見ですが、経済的自由を達成した時期が資産を使い始める一つの目安ではないでしょうか。ちなみに経済的自由とは、資産からのCFが生活費を超えた時点です。
もちろん資産からのCFだけで生活する必要はありません。むしろこの段階では資産からのCFの多くは再投資するべきでしょう。そうでなければ資産形成の速度が大幅に落ちます。
ただ、精神的には資産からのCFだけで生活できるようになると、雇用主に依存する必要がなくなります。こうなると従前とは全く異なる世界が広がります。
そして、この時期こそが少しの贅沢を始めても良いのではないでしょうか。生活費には自分の労働収入を充てつつ、プラスアルファの贅沢には資産からのCFを使うのです。
経済的自由は人生の目標のひとつです。大きな目標を達成した後なら多少の贅沢は許される。このため、私は経済的自由に達した時点で贅沢し始めても良いのではと考えています。
贅沢は資産からのCFの10%までに留めよう
資産からのCFのどの程度まで使っても良いのでしょうか。これに対する正確な答えは無いと思います。ただ、経験的には半分を使ってしまうのはご法度でしょう。
私の肌感覚では、資産からのCFの10%が上限だと考えています。資産からのCFが1000万円/年であれば、年間100万円までの贅沢なら資産形成への悪影響は軽微です。
一方、これを超えると少々良くない影響が現れます。ちなみに私の場合は、30%ほど使っている計算です。これは少し使い過ぎ。年4回の海外旅行はやり過ぎですね(苦笑)。
もちろん、展開しているいくつかの事業からの収入や、少ないながら勤務医の給与報酬もあるので、全体の収入に占める贅沢費用の割合は10%未満です。
しかし、もし資産からのCFしかなければ改めなければいけないレベルだと自覚しています。贅沢好きな性格を治すのは難しいですね(苦笑)
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