整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

アルバイト

アルバイト医師は「炭鉱のカナリア」

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先日、医師のための資産形成セミナー に参加いただいた先生方を対象にしたクローズの物件見学会を行いました。見学会後の懇親会で興味深いお話をお伺いしました。


雑談の中で、勤務医の給与やアルバイト相場の話題になりました。私も以前から感じていたことですが、都市部を中心にじりじりと相場が低下しているという意見が多かったのです。


たとえば、
民間医局で検索しても最近では美容整形外科でもかつてのような高給案件は非常に少ないとのことです。美容外科医のなり手が多くなったためで、需給関係悪化が原因です。


このように、医師>病院 という力関係から、病院>医師 という力関係に変化しつつあります。このような時代の変化に気付かないと、「首を切られる」という結果になりかねません。


実際に私のアルバイト先でも、8月末で40歳台後半のアルバイト医師の首が切られました。この人は非常に横柄な態度で患者さんやコメディカルの評判がすこぶる悪かったです。


端から見ていて当然の結果ですが、一昔前ならかなり勤務態度が悪い人に対しても病院から退職勧告をすることはあまりありませんでした。


時代は変化しつつあります。医師の需給関係の悪化は確実に私たちの首を絞め始めています。しかし残念なことに、40歳台以上の医師はそのことに気付いていない方が多いです。


実際、この首を切られたアルバイト医師も何故自分が辞めさせられたのか理解できないようでした。このことを教訓にすると、私たちは環境の変化を常にモニタリングしておく必要があります。


基本的には ① 患者さんやコメディカルに対して礼節をもって接する ②常勤医のフォローをするつもりできっちりと仕事をする ことを心掛けていれば、「 しばらく 」 は大丈夫だと思います。


医師の需給関係悪化の影響は、まず立場の弱いアルバイト医師から顕在化します。アルバイト医師は、勤務医にとっての 「 炭鉱のカナリア 」 なのです。



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トンデモなアルバイト医に学ぶ

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大規模な公的病院以外では、外来診療や当直などの全ての業務を自院だけで賄うことは難しいので、アルバイト医のお世話になることが多いと思います。


私はアルバイトを受け入れる病院に勤めつつも、夜診アルバイトにも行っているので両方の視点からアルバイト医師に関わってきました。


最近の雑感を交えて、アルバイト医を論じてみたいと思います。まず10年ほど前と現在との比較ですが、若干病院側の方が立場が強くなってきている印象です。


例えば夜診のアルバイト先に、「非常勤医師なので診断書は一切書かない」「診断書が必要な患者さんは常勤医の外来受診を指示する」という人が居ましたが、半年であっさり解雇されました。


後遺症診断書などを常勤医に振るのは仕方無いですが、この人の場合は自賠責などの簡単な診断書も含めた全ての診断書の記載拒否なので病院側も非常に困ったようです。


全ての患者さんに対して他の曜日の受診を勧めていたそうで、解雇されるのも当然と思います。ただし、この人は40歳台後半の医師で、20年以上このスタイルだったのが驚くべきことです。


この人ほど酷くはないですが、1診体勢なのに完全予約制で一切新患を診ない人も居ます。まだ解雇されていないですが、この両者に共通しているのは卒後20年以上のベテランである点です。


医師の立場が圧倒的に強かった時代の考えのままベテランになったため、誰も注意できなくなったのでしょう。時代の変化を察知しなければ早晩労働市場から消える運命だと思います・・・。


医師の立場が強いのは、需給関係も大きな要因です。そして、少なくとも都市部においては医師数は充足されており、需給関係は緩んできています。


若手医師で勘違いしている人はあまり見かけないですが、私も含めた40歳台以上の医師は時代の変化を再認識する必要があるのかもしれません。


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当直は必要悪か?

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昨日は珍しく体調を崩していました。
原因はおそらく日曜日に食べた大量の焼肉だと思います。


丸一日ですが軽度の熱発と腹痛がありました。私はかなり丈夫な体なので、体調を崩すことはめったにありません。医師の私が言うのも何ですが、失って分かる健康のありがたさですね。


さて、体調が悪いと何をしてもパフォーマンスが下がります。昨日もがんばって仕事をしていましたが、目に見えて普段よりも冴えない仕事しかできませんでした。


最高の仕事をするには健康管理が重要なことを再認識しましたが、ふと当直明けも似たような状態であることに気付きました。もちろん、体調の悪かった昨日ほど冴えないわけではありません。


しかし、当直明けは何となく眠くて気だるいので、普段ほど覇気がありません。私は寝当直であってもある程度ダメージを喰らうので、仕事のパフォーマンスに悪影響を与えます。


当直は身体だけではなく仕事のパフォーマンスにも悪影響を与えるので、寝当直アルバイトは全て止めました。そして、アルバイトは割りの良い日勤もしくは夜診のみに絞っています。


若い頃は当直も勉強だと思っていましたが、冷静に考えれば当直でなくても勉強になる経験を積むことは可能です。したがって当直は睡眠時間とお金を交換しているに過ぎないと思うのです。


日本中の医師が同じ考え方だと医療体制が成り立たないのですが、私は当直は必要悪だと思っています。最高の仕事をするためにも自分の身体を一番に考えるべきではないでしょうか。



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駄ネタ: 当直バイトはマイ枕持参で!

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先日、知り合いの整形外科医師から興味深いお話を聞きました。
ある還暦に近いお歳の大学の同門の先生は、今でも当直アルバイトをされています。


さすがにお歳なので、高齢者がメインの長期療養型の病院の寝当直アルバイトだそうです。それでも夜間にときどき起こされることがあるようです。


このため、できるだけ早い時間帯から入眠するそうですが、枕がいつもと違うとなかなか寝付けないとのことでした。そして、この先生は驚くような解決策を考え出したのです。


その解決策とは、なんと自宅で普段使用している枕を当直室に持参することでした!
いわゆる「マイ枕」持参で、当直アルバイトに行っているのです。


私にこの話をしてくれた先生が実際に目撃したようで、大きな紙袋に持参のマイ枕を入れて当直室に入る姿は、少し笑いを誘う光景だったそうです。


マイ枕を使用することで、本当かどうかは分りませんが、当直中も早い時間帯から安眠できるとのことでした。確かにいくら寝当直でも、枕が変わるとなかなか寝付けないものです。


マイ枕を持参する先生は聞いたことが無かったですが、なかなかナイスアイデアだと思いました。当直中に寝付けないとお悩みの方は、一度「マイ枕」を試してみたら良いかもしれませんね。



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非常勤勤務の最新相場

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医師アルバイトでおなじみの リクルートドクターズキャリア に登録すると、毎月月刊誌が送られてきます。特集と求人広告という二部構成なのですが、内容が薄いのでスグに読めます。


今月の特集は「非常勤勤務の最新相場」でした。各医療機関では毎年1~3月に増加して、ピーク期は2月です。今年の募集数は例年通りで横這いだそうです。


ただ、近年募集内容に変化があった、関東では訪問診療を行うクリニックからの募集が顕著に増えています。これは2025年問題に向けて、病棟から在宅へのシフトに連動しています。


AGA(脱毛症)外来も新たに募集が増えている領域だそうですが、経験や専門性は低いので皮膚科医でなくても応募可能な施設が多いです。


これらの医師アルバイトの相場は、今年も例年通り時給1万円(※)が相場です。都心であれば千代田区・港区・渋谷区などの人気エリアよりも、郊外の方が時給は高い傾向にあります。


※ 日勤バイトの場合の時給相場です。夜診バイトでは時給1.5~2万円だと思います。


アルバイト基本講座でも説明しているように、相場以上の高額報酬を得るには医療機関との交渉が望ましいです。この場合には斡旋業者を通して交渉するとよいでしょう。


高額報酬を実現するための材料として本特集では下記の3つを挙げていました。
 1. エリアや診療の選択幅を広げる
 2. 売りとなるスキル
 3. 幅広い経験


医療機関は「即戦力」を求めているのです。いずれにせよ、今の時期は新規の非常勤アルバイトを検討するには絶好の時期だと思います。希望者は募集案件を精査するとよいでしょう。


ただし、アルバイトは所詮自分の時間の切り売りに過ぎません。漫然と「生活費の足しに・・・」といった目的で行うことは厳に慎むべきだと思います。


この点を注意していないと、アルバイト収入は「あぶく銭」となる傾向にあると思います。理想論を言うと、給料天引き方式でアルバイト収入には一切手をつけずに貯蓄することが望ましいです。


そして、貯蓄したアルバイト収入を資産形成の原資の一部に組み込むのです。私の場合は、アルバイト収入での貯蓄が、複数棟の物件購入の原資の一部となっています。


アルバイトで得た報酬が、収益物件や配当収入を生む株式に姿を変えて、継続的なお金の流れをもたらしてくれます。「あぶく銭」か「継続的な収入の原資」かは、あなたの決断次第なのです。



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・医学博士
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