整形外科医のブログ

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感染

BCGワクチンのオフターゲット効果がファクターXなのか?

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Medical Tribuneに興味深い記事がありました。
実証!BCGワクチンのコロナ予防効果 です。


BCGワクチンは結核予防のため世界的に広く用いられ、既に30億〜40億人が接種し、毎年1億2,000万人の新生児が接種しているという。これまでにランダム化比較試験(RCT)や疫学調査により、BCGワクチンは上気道感染症、ハンセン病、マラリアなど多くのウイルスおよび細菌感染症の予防効果を有することが明らかになっており、この広範な感染予防効果のメカニズムについて、現在活発に研究がなされている。



本研究の要旨は下記のごとくです。
  • BCGワクチンにはオフターゲット効果(結核予防という本来の目的を超えたウイルスおよび細菌感染症予防)が示唆されている
  • BCGワクチンの予防効果は92〜100%
  • 初回接種から2年で感染予防効果が最大となる


n数が少ないことが気になりますが、BCGワクチンは、いわゆる「ファクターX」の要因のひとつなのかもしれません。


もしそうであれば、BCGワクチンのオフターゲット効果は、未知のウイルスに対する最初の防波堤になる可能性が高そうです。古い医療も捨てたモノではなさそうです。







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未だにコロナはインフルエンザよりも死亡率が高い?!

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ケアネットに新型コロナウイルス感染症とインフルエンザとの比較に関する興味深い記事がありました。新型コロナvs.季節性インフル、年齢別死亡リスクを比較/奈良医大 です。


気になる今回の研究の結論は下記のごとくです。

    • 80歳以上で1万7,192例vs.7,531例(同:9,661、95%CI:9,285~1万36)となった。
    • COVID-19とインフルエンザの年間死亡者数の差は、69歳以下では大きいものではなく、70歳以上で有意に大きかったため、高齢者を優先した感染対策が重要となることが示唆されている。


つまり、若年者にとって新型コロナウイルス感染症はインフルエンザと差は無いものの、70歳以上では、新型コロナウイルス感染症は2倍程度の死亡率になるという結果です。


今回の研究期間はオミクロン株が流行した時期です。「軽症が多い」と思われているオミクロン株ですが、依然としてインフルエンザよりも死亡率が高いようです。


今回の奈良県立医大の研究は、新型コロナウイルス感染症=インフルエンザという認識が広がっていることに対する一種の警鐘に思えます。


そうは言いつつも、インフルエンザの死亡率に近づいてきていることも事実です。全体のバランスを考えると、コロナよりも経済を回すことを優先するべきでしょう。


かなりインフルエンザに近づきつつあるものの、未だに高齢者の死亡率はインフルエンザを上回る。正確な知識で日常生活を送ろうと思います。






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従来型ワクチンの4回接種に何の意味があるのか?

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先日、新型コロナウイルス感染症の第4回目ワクチン接種を行いました。個人的には全く接種したくなかったのですが、院内での立場上、接種せざるを得ない状況でした...。


我ながら、同調圧力(?)に屈してしまう典型的日本人だなと苦笑してしまいます。しかし、4回目ワクチンを接種せずに罹患すると、組織統制が崩壊してしまうかもしれません。


そんなダメダメな状況下での4回目接種でしたが、ワクチンそのものは未だに従来型のワクチンです。2年前の武漢株をターゲットにしたワクチンに何の意味があるのでしょうか?


ご存知のように武漢株は流行中のオミクロン株の変異型とは別モノっぽいウイルスです。インフルエンザワクチンでさえ、その年に流行するであろうウイルスがターゲットです。


変異の激しい新型コロナウイルス感染症で、2年前に流行ったウイルスのワクチンを接種する行為にどのような意味があるのか? おそらく誰もが感じている疑問でしょう。


バカげた行為に粛々と従う立場の弱さが嫌ですが、これもサラリーマンの悲哀なのでしょう。たぶん、私のようなサイレントマジョリティが国を間違った方向へ進めるのだろうな。







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不謹慎だか症例の稼ぎ時

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新型コロナウイルス感染症の第7波が猛威を振るっています。もちろん世間一般ではなく、医療機関をはじめとするインフラ産業に対して、です。


エッセンシャルワーカーである私たちは検査しまくって新型コロナウイルス感染症に対峙しています。皆バカバカしいと思っているのでしょうがお上の方針には従わざるを得ません。


さて、これだけ新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうと、まともに医療サービスを提供することすらままならなくなります。特に整形外科はそのあおりを受けやすい...。


最も影響が大きいのは定期手術です。近隣の基幹病院では、早々に8月の定期手術を中止したところが多いです。ひどい所は、骨折などの外傷症例の受け入れまで絞る始末。


しかしこの状況は、私たち場末病院にとってチャンス到来です(笑)。不謹慎かもしれませんが、第7波で制限のかかっている時期は症例の稼ぎ時なのです。


8月に入って、結構激しく手術をしています。その理由はもちろん近隣の基幹病院から流れてくる症例です。ある意味役割分担ですね。


私たちのような意識のユルイ場末病院まで、新型コロナウイルス感染症への過剰反応で医療体制を縮小してしまうと、本当に医療崩壊を起こしてしまいます。


地域の医療体制を維持するとか考えているわけでは全く無いのですが、とにかく稼げるときに稼ぎまくれ! とばかりに貪欲に必要とされている医療を提供しています。


冷静に考えると、文字を切り取られると炎上しかねない話題ですね...。






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ついに新型コロナを 5類相当に引き下げか?!

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新型コロナウイルス感染症の第7波は収束の気配無く、過去最多の新規感染者数を更新し続けています。その中で岸田首相は5類に近い扱いへ変える案について発言しました。





今回の第7波が収束した時点で、すべての患者を保健所に報告する全数報告の廃止を検討する考えを示したようです。


2類のままでは濃厚接触者の自宅待機のために、感染者すると医療機関が機能不全に陥ってしまうことが問題化しています。


しかしこの発言に関しては、当然のごとく反対の意見もあります。そのひとつに現在の日本の新規感染者数が世界最多であることを挙げる声があります。


なぜ日本が世界最多なのか? 原因は不明ですが、行動制限していない「全数報告」している人口の多い主要国は日本だけという事情がありそうです。


感染のメッカ(?)の米国や欧州は、すでに全数報告を廃止しています。このため律儀に千数報告している日本の新規感染者数が際立っているという皮肉なのでしょう。


安心・安全にこだわり過ぎるとロクなことはないと思います。日本が失われた30年を過ごすことになったのは、目先の痛みを回避する行動に始終したことが原因ではないでしょうか。


岸田首相の方針は、少々遅いとはいえ進むべき方向だと思います。反対勢力が多いでしょうが、是非がんばって欲しいと思っています。






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