整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

感染

グラム陰性桿菌はバイオフィルムを形成しないので御しやすい?!

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先日、股関節外科医と感染症例について雑談をしていました。人工関節置換術後の起炎菌としては黄色ブドウ球菌が最多です。


黄色ブドウ球菌は毒性が強く、またバイオフィルムを形成するため鎮静化が難しいことはよく知られています。主治医にとってこんな厄介な細菌はありません。


このため術後感染が発生すると憂鬱になりますが、起炎菌が黄色ブドウ球菌ではなく、大腸菌等のグラム陰性桿菌では、意外と黄色ブドウ球菌よりも鎮静化しやすいことがあります。


その理由はグラム陰性桿菌はバイオフィルムを形成しないことにありそうです。バイオフィルムさえ形成しなければ化学療法は強力な武器となります。


もちろんグラム陰性桿菌が起炎菌ということは、それだけ全身状態が悪い症例が多いです。この点を考慮するとグラム陰性桿菌が組みやすい相手というわけではありません。


しかし、全身状態さえ改善できれば起炎菌がグラム陰性桿菌の場合はある程度希望が持てます。けっして、グラム陰性桿菌=終わったな...ではないと思うのです。



2021/10/12 午後22時追記
グラム陰性桿菌をはじめとして、ほとんどの細菌はバイオフィルムを形成するようです。結核菌はバイオフィルムを形成しないと思っていましたが、コレも怪しそうです...。






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眼部打撲と思っていたら三叉神経の帯状疱疹だった!

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先日、70歳台の関節リウマチ患者さんが転倒してから腰が痛いとのことで再診されました。胸腰移行部の圧迫骨折は問題なく診断できましたが、右眼周囲も腫れています。


転倒したときに右眼も打ったのですか?と確認しましたが、ご本人はあまり記憶が無いとのことです。多少認知症気味なのかな??と思い、眼科受診を指示しました。


この時点では、
本人に外傷の記憶が無いことが少しひっかかるものの、単なる右眼周囲の打撲でもぜんぜんおかしくない所見です。


さて、翌日になって右眼周囲は腫脹だけではなく疼痛も出現したとのことで眼科を再診したようですが、右側の上眼瞼から前額部に発疹が出現していました。


典型的な三叉神経第1枝の帯状疱疹でした...。右眼部への外傷歴が無いことも当たり前です。たしかに言われてみると、関節リウマチではPSL+DMARDsも処方されています。


三叉神経第1枝の帯状疱疹はときどき見かけますが、発症して間もない頃には発疹が目立たず帯状疱疹と気付かない可能性がありそうです。危うく見逃すところでした...。






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ワクチン効果を維持するにはどうすればよいのか?

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私は新型コロナウイルス感染症のワクチンを4月に接種しているので、そろそろ半年近く経過しようとしています。


国内でもブースター接種の是非が議論され始めていますが、リアルに医療現場に出ている身としては、抗体価がどれほどの期間維持されるのかは興味深いところです。


先日、藤田医科大学からこの疑問への回答が報告されました。この研究では 2回目接種後14日目と1回目接種後約3ヶ月目の比較で、抗体価は約1/3にまで低下しているようです。


う~ん、なかなか厳しい結果ですね。これでは、インフルエンザのように半年~毎年ごとにワクチン接種が必須のように思えます。


なんだかなぁ...と思っていましたが、ワクチン接種して免疫力がある時期に、少量のコロナウイルスに暴露されることで抗体価は維持できるのではないか? と思いつきました。


高齢者で帯状疱疹が増加しているのは、ワクチン接種が徹底されたために小児から水痘に暴露される機会が激減したことが原因と言われています。


つまり、従来の高齢者は小児から常に水痘に暴露され続けることで免疫が活性化されて、帯状疱疹を抑え込んでいました。


同じ理屈で、ワクチン接種で新型コロナウイルス感染症に対して免疫がある人は、少量のウイルスに暴露されることで免疫力が維持される可能性があります。


一般の人で意図的に行うことは難しいですが、新型コロナウイルス感染症の患者さんが入院している病院では、疑似的にこのような状況が発生している可能性があります。


そのような考えに至り、最近では新型コロナウイルス感染症の患者さんが入院している病棟にも、用事がある際には積極的に赴くようにしています。






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コロナ罹患で膝痛が軽快した?!

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コロナ禍が深化しています。
もはや身近な人でも
新型コロナウイルス感染症に罹患することが珍しくなくなりました。


先日の外来で、3ヵ月前に新型コロナウイルス感染症に罹患した患者さんが受診しました。この方は定期的に変形性膝関節症でフォローしています。


自宅療養していたようで、保健所経由で訪問スタッフへの診療情報提供書作成を依頼されていたので、この方が新型コロナウイルス感染症に罹患したことは知っていました。


大変でしたねと挨拶して診察を開始したのですが、新型コロナウイルス感染症に罹患したためげっそり痩せて体重が 5kgほど減ったようです。


ん?? そんなに体重が減ったのなら膝関節部痛がある程度軽快したのではないかと思い確認すると、やはりロキソニンを服用する頻度が劇的に減少したそうです。


膝関節部痛が軽快したのは体重減少が原因であることを伝えたところ、今の体重を死守するとのことでした。


新型コロナウイルス感染症に罹患するとロクなことは無いですが、意外なメリットが得られることもゼロではないことに気付きました。







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素人的にはコロナの胸部CT所見はかなり衝撃的

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デルタ株のために新型コロナウイルス感染症の新規患者数が増加しています。新型コロナウイルス感染症では呼吸器症状がメインのため胸部CTの所見は気になるところです。


入院中の新型コロナウイルス感染症患者さんの胸部CTを見る機会が多いのですが、中等症以上で罹患期間の長い症例では、今まで見たことのない所見のため当初は驚いていました。


年齢層は 20歳台から90歳台までさまざまですが、いずれも両側性のすりガラス陰影と浸潤影で、明らかに他の呼吸器系疾患とは異なる画像所見です。


経時的に胸部CTの所見を観察していると、当初すりガラス陰影だった部分の信号強度が強くなっていき、肺の間質が硬化していく様が手に取るように分かります。


バイタルはさほど変化無くて、むしろ呼吸状態は改善しているにもかかわらず、胸部CTの所見で間質が破壊されていく様子は見ていて冷や汗が出てしまいます...。


画像所見的にも中等症以上では肺に機能障害が残存するのは必至の状況です。このような患者さんばかり診ていると、医療者とそれ以外の人の感覚が断絶するのも理解できます。


おそらく整形外科医は新型コロナウイルス感染症に対峙している医療者と一般人の中間ぐらいの立場に居るので、両者の意見の違いを理解できるのではないでしょうか。


致死率からみると 5類引き下げや制限解除が妥当という意見にも一理ありますが、一部の重症化する人の立場からは制限解除などトンデモナイとなります。


どちらの主張ももっともな部分があるのですが、立場の違いで180度異なる意見になるのが難しいところですね...。






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