日本では「借金は悪」だと思っている人が多いと思います。子供の頃から、親に借金だけはするなと言われたことがある人は多いことでしょう。
幼少期に叩き込まれた感覚は、大人になっても変わりにくいです。このため「借金は悪」という深層心理が、社会全体で広く共有されています。
しかし、事業において借金はむしろ善であることが多いです。何故なら、他人資本を利用することでレバレッジがかかり、時間の節約になることも多いからです。
適切な借金は善。これは間違いない事実でしょう。一方、債務超過になって多くの企業が倒産してきました。このため、事業でも借金は悪という感覚の経営者も少なくありません。
それでは、借金をどう評価すればよいのでしょうか。借金の善悪を判断する際には、時代背景も大きな影響を及ぼします。
端的に言うと、デフレ時代では悪、インフレ時代では善のケースが多いです。コロナ禍を経て、日本はインフレ社会に突入しました。そうなれば、借金は善である可能性が高いです。
インフレ時代に借金が善になるのは、金利がインフレ率よりも低ければ、実質的な借金が少なくなっていくからです。そして、今の日本では金利がインフレ率よりもかなり低いです。
少なくとも現状を見る限りでは、インフレ率を上回る金利になる気配は皆無と言ってよいでしょう。このような状況下では、巨大な債務を背負っている企業が有利になりがちです。
何と言っても借金の負担が年々軽くなっていきますから。以前から巨大な債務を背負っている会社の評価は散々でしたが、驚くべきことに今でも評価はあまり変化していません。
このことは特に株式市場で顕著です。不動産株や通信株はまだマシですが、REIT、電力株、鉄道株などの巨大債務企業の株価は、往時と比べると割安に放置されています。
その理由は、投資家が日本のインフレ転換に懐疑的だからかもしれません。しかし、超長期目線では、世間の認識と事実がミスマッチしている可能性があると感じています。
このような理由から、私は不動産株、通信株、REIT、電力株、鉄道株などの巨大債務企業に注目しています。まだ本格的に参戦(もしくは再参戦)する意図はありません。
しかし、為替や金利で一波乱あって巨大債務企業への評価が一段と下がったら、勇気を出して参戦しようと考えています。
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