日経新聞のニュースを見てとても驚きました。 医師が自由に開業できなくなるかも? という衝撃的なニュースです。
ご存知のように、医師には開業権があります。 このため、原則的には医師は自分の意志で日本中どこにでも開業することができます。
もちろん、実質的には国や厚生労働省は金づるである保険診療を利用して、ある程度新規開業を制限させることが可能です。
しかし今回の改定案では、保険診療だけではなく自由診療にも開業の縛りをかけるところが注目するべき点です。この案が実行されると医師になる旨味がかなり減少してしまいます。
ただし、厚生労働省案を紐解くと、既得権益者に有利で、新しく開業しようとしている若手医師が極めて不利になる構造が見て取れます。
規制が入るたびに既得権益者の利益が強化されるのは、いつかどこかで見た風景ですね。このニュースを見て、私は少々憤りを感じました。
しかし、ふと我に返ると、私は新規参入者ではなく、むしろ既得権益者に分類されることに気付きました。そろそろ卒後30年ほど経つので、傍から見ると明らかな既得権益者です。
実際、私は今年になって従業員数が約1300人の医療法人グループの病院長に就任しました。もちろん、私は庶民出身なので雇われ院長に過ぎず、オーナーではありません。
このため、単に病院長になっただけで羽振りの良い暮らしができるわけではありません。それでも傍から見れば、勤務医として一種の頂点を極めたようなカタチになっています。
私が病院長になったのは、明らかに医師としての実力ではなく、卒業年次が古いためでしょう。まさに既得権益を地で行くような感じですね(笑)。
今回の件に限らず、社会では既得権益が重要な意味を持ちます。つまり、自分を既得権益者の立場に意図的に置くことが、人生の勝ち筋ではないかと思うのです。
もちろん「既得権益」というからには、そのカテゴリーに入るハードルが高いのも事実です。何者でもない人が無条件で既得権益にありつくには、出自しかないかもしれません。
しかし 能動的にできる部分に関しては、できるだけ早期に既得権益者のカテゴリーに移ることを心がけるべきでしょう。一度既得権益者になれば、後が非常に楽になります。
具体的には、開業するつもりがあるのであれば、どんどん規制がかかる前にできるだけ早く開業するべきだと思います。開業するなら、ナル早が吉でしょう。
ちなみに私は未だに母校の大学医局に属しており、現教授とも良好な関係を築いています。このため、若手の先生に早期開業を勧めるとロクなことが無いのは論を俟ちません(笑)。
管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。
その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。
PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。