整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

TKA

ChatGPTに高度外反膝のTKAのポイントを訊いてみた!

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ChatGPTをご存知でしょうか? ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な言語モデルで、大量のテキストデータを学習して人間のように自然な文章を生成できます。


ChatGPTは、AIとは思えない高い回答能力が話題を呼んでおり、公開からたった 6日間でユーザー数が100万人を超えました。Instagramなどの DL記録を大幅に上回っています。


現在、ネット検索では Googleが圧倒的王者です。しかし、ChatGPTは検索する必要さえ無いので、Googleを駆逐する可能性があると言われています。


むむっ、そんな凄い AIを(現時点では)無料で利用できるのか...。そこで早速、
ChatGPTに高度外反膝のTKAのポイントを訊いてみました(笑)。



私:高度な外反膝の TKAのポイントを教えて

ChatGPT:高度な外反膝の TKA手術には、次のような特殊な技術が必要です。
  1. 正確な診断:外反膝の種類、深さ、大きさなどを正確に評価することが重要です。
  2. 適切なプランニング:外反膝の修正手術と置換手術を組み合わせることで、最適な結果を得ることができます。
  3. 正確な軟部組織のカット:外反膝の修正手術を行う際には、軟部組織を正確にカットすることが重要です。
  4. 正確な骨切り:外反膝の修正手術を行う際には、骨を正確に切ることが重要です。
  5. 正確な置換関節の調整:外反膝の置換関節を正確に調整することが重要です。



う~ん、ChatGPTはまだまだ使えないようです(笑)。たしかに、表面上は滑らかで澱み無い日本語なのですが、内容が伴っていません。


さすがに専門的な回答を得ることはできなさそうですが、暇つぶしの時には絶好の話相手になってくれそうです。



私:どうやったら女の子にもてるの?

ChatGPT:女性にもてるためには、様々な要素が関係します。それぞれの女性に好まれるものは異なりますが、一般的には以下のことが有効です。
  1. 自分自身を良く知り、自信を持つこと。
  2. コミュニケーションスキルを磨くこと。
  3. 相手を理解すること。
  4. 自分自身を良く見せるために、身だしなみや礼儀正しさに気を配ること。
  5. 相手に興味を持つこと。
  6. 相手に対して、適切なアプローチをすること。

ただし、女性にもてるために必要なことは全てではないこともあり、自分自身の感性や性格に合った方法を探すことが重要です。



よく分からないですが、何となく当たっている気がします(笑)。ChatGPT、恐るべしですね。たしかに Googleを駆逐する日が来るかもしれません。







管理人 お勧めの医学書

 
初学者がTKAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です









初めて実際の bone bruiseを直視した? 脛骨骨切り部の肉眼所見

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先日のTKAで、興味深い術中所見を拝見しました。脛骨を骨切りすると、脛骨骨切り面にびまん性の出血斑を認めたのです。


ターニケットをしているため、明らかに新鮮出血ではありません。色調は暗赤色で、脛骨髄腔の骨梁構造には、外観上の異常所見を認めませんでした。


この方は、かなり高度なOAですが、痛みの訴えも強かったです。あまり経験の無い所見ですが、おそらくいわゆる bone bruiseの肉眼所見ではないかと考えています。


高度OAの患者さんの関節では、ときどき軟骨下骨に脂肪抑制画像などでびまん性の高信号領域を認めることがあります。


これらの所見は、骨内に炎症が続いている bone bruiseもしくは bone marrow edemaだと言われていますが、肉眼的に見ると今回のような所見なのかもしれません。


実際に、bone bruiseもしくは bone marrow edemaを直視する機会はほとんどありません。そして、TKAはこれらの実際の所見を直視できる数少ない機会のひとつかもしれません。


もし術前にMRIを撮像する機会があって、bone bruiseもしくは bone marrow edemaを疑う所見があれば、是非術中の肉眼所見を確認して欲しいと思います。






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3Dテンプレートからアナログな方法に逆行して業務改善した件

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惰性で業務を続けても良いのですが、それでは面白くありません。そこで慣れた仕事であっても、業務改善できないかを常に考えています。


先日は、TKAの術前計画の業務改善に取り組んでいました。TKAの術前計画では、3Dテンプレートが主流です。しかし、敢えて私は世の中の流れと逆行します(笑)。


何故なら、3Dテンプレートは時間がかかるからです。私が働いているメイン病院には、ZedKneeがあります。ZedKneeは、データ読込からプリントアウトまで30分かかります。


それだけ時間を食う割に ZedHipほどの御利益がありません。その理由として TKAは術野良好のため、3Dテンプレートを当てるまでも無く立体的に把握できることが挙げられます。


TKAに関しては、3Dテンプレートは必須ではないな...。そう判断した私は、術前計画の簡素化に取り組みました。欲しい情報はインプラントのサイズと骨切り量だけです。



230106 - コピー



少し考えて出した結論は上図のように高精細モニター上で計測する手法です。これなら、5分程度で術前計画が完了します。我ながらナイスアイデア(笑)。


余った時間で、じっくりと患者さんの画像をアタマに叩き込むも良し、患者さんの膝の最終確認をするも良しです。


3Dテンプレートの診療報酬分だけ
収益性が多少毀損します。しかし、私の時間価値の方が診療報酬よりも価値が高いと信じて、これからも業務改善に取り組もう。





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整形外科のコンピューター支援手術(CAOS)

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先日、お世話になっている医局の教授の講演を拝聴しました。ボスとは、10年ほど前に一緒に手術に入らせていただいたことがあります。


今でもその患者さんを私がフォローしていますが何の問題も無く快調です。久し振りに講演を拝聴したのですが、コンピューター支援手術(CAOS)についてでした。


脊椎のCAOSはチンプンカンプンでしたが、さすがに関節外科のCAOSには多少馴染みがあります。折角なので講演内容をまとめてみました。


まず CAOSには、以下のような stageがあります。
  • stage 1: 術前計画
  • stage 2: 術中ナビゲーション
  • stage 3: 術中CTベースナビゲーション
  • stage 4: ロボット手術


上記は、主に脊椎領域の分類です。関節外科では、stage 2までが普及しており、stage 4のロボット手術を導入している施設は未だに少数に留まります。


さて、関節外科医的には、TKAやTHAへの応用が気になるところです。ナビゲーションシステムは高価なのでなかなか導入は難しい施設が多いと思います。


これを補うのがポータブルナビゲーションです。TKAは knee alignment 2、THAは AR-Hipなどが有名ですね。両方とも有用ですが、私は knee alignment 2しか導入していません。


最大の理由は、普段使い慣れている機種に対応しているか否かです。しかし、時代の流れは、THAでもポータブルナビゲーションです。そろそろ検討しようかな...。





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人工股関節全置換術



身体障害者 7級は意外とハードルが低い?!

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先日、両TKA術後の患者さんから身体障害者診断書・意見書への記載を求められました。この患者さんは私の前任者の引継ぎで、今回初めてお会いしました。


ご存知のように、今では TKAやTHAをしてもほとんど身体障害者認定基準を満たしません。このため、この数年は身体障害者診断書の記載件数はゼロでした。


カルテを見ると、前任者はかなり無理矢理診断書を作成したようです...。う~ん、客観的にみてかなりビミョーな感じの記載内容です。


前任者は執刀医なので診断書を引き受けたのは分かりますが、私にはそこまでの義理は無いというのが本音です。取りあえずウソは書けないという前提で受領しました。


TKAの術後は、非該当もしくは7級がほとんどです。そこで改めて認定基準を確認すると、以下のとおりでした。


  1. 関節可動域90度以下のもの
  2. 徒手筋力テストで4に相当するもの
  3. 筋力低下で2km以上の歩行ができないもの


①の可動域は歴然としているので該当しません。一方、MMT 4というのはビミョーです。一応定義はあるものの、検者の主観が入る余地があります。


どうやら前任者もMMT 4で通しているようです。MMT 4の基準は「抵抗を加えても、運動域全体にわたって動かせる」なので、ちょっと弱いかな? ぐらいなら嘘ではありません。


7級だけならほとんど役に立ちませんが、6級になると公共交通機関の割引を受けられるようです。患者さんがかなり鬼気迫る勢いだったのは、このことが理由でしょう。


今回の件で学んだのは、7級であれば意外と認定される可能性があるかもしれないという点です。本来なら前任者が毅然とした態度を取るべきだったのでしょうが...。





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