今日は、起業3年目までの教科書
ときどき行く大規模書店のビジネス書コーナーで平積みされていました。
この手の書籍は最初の50ページほど読むと、最後まで読了する価値があるのか否かを判断できます。今回はアタリでした。私が本書から学んだのは、キャッシュエンジン経営です。
キャッシュエンジン経営
キャッシュエンジン経営とは、キャッシュ(日銭)を確実に稼ぎ、事業を延々と継続するための原資となるエンジンをあらかじめ持って起業する経営戦略です。
キャッシュエンジンは、資産形成におけるインカムゲインに近い概念です。日銭をコツコツ稼ぐ仕組みを持っているか否かで、起業が成功するか否かの確率は随分異なります。
安定的にキャッシュを産むビジネスモデルをベースにして、スケール型事業(事業規模が大きくなるほど、商品やサービスの生産平均単価が小さくなる事業)構築を目指します。
サイバーエージェントやZOZOTOWNがスケールできたのも、安定的キャッシュを産むビジネスモデルで創業したためであり、最初からスケール型事業で起業したのではありません。
研究開発系起業を考える
この点は、非常に重要な示唆に富んでいます。バイオベンチャーなどの医療系スタートアップの多くは、有望な技術を看板にして資金を集めて事業化を開始します。
しかし、研究開発にトラブルが発生すると、事業を離陸させることができずに廃業してしまいます。資金が尽きる前に事業化できるか否かが起業の成否を左右します。
つまり、多くの医療系スタートアップは、日銭を稼ぐ術を持たずに、いきなりスケール型事業を目指しているため、資金繰りに窮してしまいがちなのです。
これを避けるためにも、起業する場合には、まずは日銭を産むビジネスモデルを選択した方が無難であると言えます。
多くの場合、日銭を産むビジネスは華々しさとは無縁です。しかし、自己責任を厳しく問われるリアルワールドでは、いきなりスケール型事業を志向するのは無謀なことが多いです。
事業を離陸させることができなかったために周囲に迷惑をかけることを考えると、キャッシュエンジンを持って何度もスケール型事業にトライする方が合理的です。
ちなみに、医師の場合は医師免許をベースにした給与所得をキャッシュエンジンに見立てることも可能かもしれません。ビジネスとしては金額が少ないものの、安定的だからです。
私は、医師も起業するべきだと考えています。成功率を高めるためにも、いきなりスケール型事業を目指すのではなく、泥臭くても日銭を稼げる事業から始めてはいかがでしょうか。
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