整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

学術

膝関節のKL分類は立位での評価だった!

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先日の日整会では久し振りの学会が嬉しくて会場をはしごしていましたが、その中に自分の知識の無さを痛感した講演がありました。


京都府立医科大学の高橋謙治教授による「変形性膝関節症の病態進行は抑えられるのかです。始まる前は、変形性膝関節症なんて整形外科医の常識でしょ!という感覚でした。


しかし、初っ端からヤラれました。MRIから始まったのですが、内側半月板逸脱(medial meniscus extrusion:MME)は名前を知っていたものの重要性を理解していませんでした。


まぁ、自分は股関節外科医だから仕方無いなと気を取り直して聴講していると、高橋教授の友人(?)の症例提示がいくつかありました。


そのうちのひとつで、初診の医療機関で撮影した単純X線像は「臥位で撮影されたため、KL分類を正確に評価できていなかったと言うくだりがありました。


えっ、KL分類は立位撮影が基本なの?! たしかに提示された症例は、立位では膝関節の関節裂隙がはっきりと狭小化していますが、臥位ではほとんど狭小化していませんでした。


初診の医師は、部長クラスの医師だったとのこと...。なんだか自分のことを言われているようで居心地悪かったです(苦笑)。


KL分類は、こちらで紹介したように語呂合わせで覚えています。これに加えて、立位で評価しなければいけないことを肝に銘じようと思いました。






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学会では足繁く展示会場に通うべき理由

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今年の日整会は、久しぶりのオンサイト参加でした。現地参加できるありがたさを噛みしめながら、一日中会場をウロウロしていました。


14もの会場があるので、聞きたい講演がたくさんあります。しかし、ときどき興味のある講演が無い時間帯が...。その時間帯も有効活用するため、私は展示場に足を運びました。


一般的に、展示場はさほど医師の興味を引かないのではないでしょうか。少なくともこれまでの私にとって、展示場はドリンクをもらう場所という認識でした。


しかし、今年の私は違います。結構熱心に各ブースを回りました。理由はふたつあります。ひとつめは、純粋に実際の製品を手に取って確認することです。


コロナ禍で院内で業者さんと面談する機会がほぼ無くなりました。薬であればネットで情報を取れます。しかし医療機器では難しい。本物を手に取って確認する必要があるからです。


国内にある主要な医療機器メーカーが一堂に会します。こんなチャンスは日整会だけでしょう。このため、新規性のある製品を求めて各ブースを回りました。


ふたつめは、出展企業の協賛のおかげで学会開催できるからです。コロナ禍の 2年間は学会運営にとって厳しい時期でした。オンライン学会のみでは開催し続けることができません。


オンライン開催では企業の協賛金が思うように集まらないからです。母校でも定期的に研究会を開催していますが、医局の担当医師が企業から協賛金を集める苦労を話していました。


このため、微力ながら主催の東京医科歯科大学を援護射撃するため、できるだけたくさんのブースを回りました。もちろん私一人が展示会場に行ったところで意味無いですが(苦笑)


しかし、学会を開催できるのは企業が協賛してくれるからだと認識して、多くの学会員が積極的に展示会場に足を運ぶと、win-winの関係になるのではないかと考えています。





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RAO後THAの腸腰筋インピンジメントの予防法

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コロナ禍の2年間で整形外科専門医の単位を荒稼ぎしました。このため、先日の日整会では単位に縛られることなく、興味のある会場を「はしご」しました。


専門医資格更新まで 3年を残して、ここまで余裕のある状態は初めてです。本来の学会参加としてあるべき姿ではないかと感じながら学会を楽しみました。


primary THAの難症例


ふらっと立ち寄ったのが、金沢大学の加畑先生の講演でした。興味深く拝聴したのですが、 RAO後THAの腸腰筋インピンジメント(Ilio- psoas impingement:IPI)予防に驚きました。


RAO後THAでは、寛骨臼前壁が欠損している症例が多いです。前壁が欠損してるとカップ設置自体が難しいですが、それに加えて腸腰筋インピンジメントも併発します。


腸腰筋インピンジメントは一度併発すると、患者さんの満足度が大幅に低下します。このため、術者としては可能な限り回避したいところです。


ところがRAO後THAでは、カップの設置位置だけでは対応できない症例が多いです。その対策として、なんと加畑先生は腸腰筋腱をカップの6時方向で切離しているとのことでした!


高度の短縮症例では、やむを得ず小転子の腸腰筋停止部でリリースすることはあります。しかし腸腰筋腱をばっさり切離すると、当然のごとくSLR不能となります。


実際に加畑先生の症例でも、術直後はSLR不能でした...。しかし、術後3ヵ月ではSLR可能になっていました。切離部がなんとなく癒着するのでしょう。


自分が同じことをやるかと言われると、なかなか難しい気がします。必ずSLRが回復すると確信が持てないからです。大学の看板を背負いながら実行するとは恐るべしですね。







管理人 お勧めの医学書

 
初学者がTHAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です





人工股関節全置換術



3Dプリンタを医療に利用

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3Dプリンタがリハビリテーション医学で紹介された


これはリハビリテーション医学の2022年4月号(vol.59)に興味深い記事がありました。個別性に応じた支援機器を提供するための 3Dプリンティング技術の活用 です。


3Dプリンタという言葉は市民権を得ていますが、実際に目にする機会はあまり無いのではないでしょうか。少なくとも私は身の回りで見たことありません。


「3Dプリンタで立体模型が作れるんだろうなぁ程度のざっくりした認識しかありませんでした。今回のリハビリテーション医学では3Dプリンティング技術を詳述しています。



3Dプリンタの実際


3Dプリンタとは、材料を1層ずつ積み上げて造形する「積層造形」を行う装置です。精度は0.5mmから0.01mmまで幅があります。

つまり、厚みが0.5~0.01mmの層を下から積み上げていきます。地図帳の等高線がイメージにぴったりだと思います。


積層造形では、造形された下の層に次の断面層を積み重ねます。このため、下の層が無い空中には造形することができません。


空中に造形するには「サポート」と呼ばれる柱のような支持台が必要です。このように、いきなり 3D構造物が出来上がってくるわけではなく、少しずつ下層から造形していきます。



リハビリテーション分野への応用


3Dプリンタでは成形型が不要です。このため、1点物のモデルを作成できます。カスタムメイド可能な特徴は、テーラーメード医療との相性抜群です。


特に補装具や福祉用具の製造に絶大な効力が見込まれます。リハビリテーション医学では、スプーンの持ち柄作成や、手関節伸展サポータが例示されていました。


これ以外にも、データを共有して多施設で活用できるプラットフォーム機能も実装しているそうです。こうなると単なる製造技術の枠を超えています。3Dプリンタに期待ですね!






管理人お勧めの医学書
  


オーストラリア理学療法協会のスポーツ理学療法士による実践的な教科書です。
治療的テーピングの概要を学ぶことができます。



 






すでに世界人口の半分近くがコロナに感染済み?!

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ケアネットに興味深い記事がありました。
世界人口の40%超がコロナ感染、感染率の高い地域は?/Lancet です。


2021年11月14日の時点ですでに38億人の感染または再感染を引き起こし、世界人口の43.9%が少なくとも1回の感染を経験しており、累積感染割合は地域によって大きな差が認められることが、米国・ワシントン大学のRyan M. Barber氏らCOVID-19 Cumulative Infection Collaboratorsの調査で示された。



半年前の時点で、すでに世界人口の半分近くが感染しているという衝撃的結果です。オミクロン株が流行した現在では、さらに感染率が上昇していると思われます。


感染率はアフリカが100人当たり79.3人で最も高かったそうです。一方、感染率が最も低かったのは東南アジア/東アジア/オセアニアを合わせた地域で、100人当たり13.0人でした。


気になる日本の感染率は100人当たり5.0人だそうです。やはり、ファクターXは存在するのかもしれませんね。


最後になりますが、感染率が80%の場合でもデータ上は明らかな集団免疫の閾値は認められなかったとのことです...。これは結構キツイですね。


しかし、すでに世間の雰囲気はウィズコロナになっているのかもしれません。少なくとも、GW期間中の皆さんの行動を見る限りは、誰もコロナを怖がっていなさそうでした。






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