整形外科医のブログ

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学術

変形性膝関節症に PRP療法は無効!

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Medical Tribuneに多血小板血漿療法は変形性膝関節症への有効性が示されずという報告がありました。そんな気がしていましたが、RCT出た結果は重く受け止める必要があります。






解析の結果では、PRP投与12カ月後における疼痛スコア、および MRIでの脛骨内側の軟骨定量評価のいずれもが、プラセボ群と比較して有意差がありませんでした。


この研究では、肥満度、関節水腫の有無、K-L分類にかかわらず有意差が無かったようです。変形性膝関節症に対する PRP療法施行は支持されないという結語になっています。


日本でも PRP療法が勃興していますが、骨性の関節構造体に関しては効果が無いのでしょう。オーバーインディケーションにならないように注意する必要がありそうです。







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学位は足の裏の米粒ではない!

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よく学位は「足の裏の米粒」と言われます。周知のように、取らないと気持ち悪いが取っても食えないという揶揄です。


私も長らく学位なんて何の役にも立たないと思っていましたが、最近になってそれは間違いであることに気付きました。高らかに宣言したいです!学位は役に立つ、と(笑)。


なぜ学位が役に立つのか? 私は ①学位そのものの価値 ②学位を取得するまでのトレーニング の2つに分けるべきだと考えています。


①学位そのものの価値は言うまでもありません。親にも自慢できるし、学位が無いと何となくカッコ悪い。う~ん、やはり学位はあまり必要なさそうにも思えます...。


医療業界の中に留まっている限り、過半数の人が学位を取得するため希少価値が低く、学位はあまり価値が無さそうです。


しかし、外の世界に進出する際には学位はそれなりに評価されます。箔をつけるツールとしての価値は健在なのです。医学博士って、響きがなかなかカッコいいと思いませんか?


一方、②学位を取得するまでのトレーニングにこそ真の価値があります。細かく分解すると、論理的な思考能力と文章力です。やはり学位取得者は論理的文章を書くのがうまい!


かく言う私も、最近では物書きのような生活を送っているのですが、文章を論理的に書く技術を習得させてもらったことに改めて感謝しています。


一方、論理的思考能力には限界もあります。ルールが存在する事象においては論理的思考能力は強力な武器になりますが、リアルワールドにおいてはさほど大きな力にはなりません。


リアルワールドでは検討するべき要素が多過ぎて、論理的思考能力が思ったほど役に立たないのです。具体的には起業や投資関係が当てはまります。


起業や投資で結果を出すには、刻々と変化する状況に柔軟に対応していく適応力と、充分とは言えない情報しか無い状況下で適格な判断をする能力が必須です。


しかし、既存のルールの中で戦うフェーズでは、論理的思考能力は強力な武器になります。学位取得はそのような強力な武器を手に入れるための絶好の機会だと思うのです。






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これは革命!DeepLに英語論文そのまま翻訳が登場

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医師SNSスタートアップのQuotomy(クオトミー)から毎週土曜日にメールが配信されます。先週土曜日のメールが秀逸だったのでご紹介します。


こんにちは、クオトミーの大谷です!
2週間前に、DeepLでの英語論文の翻訳についてTipsを紹介しました。ところが、1週間ほど前からDeepLがついに、、、Pdfファイルをそのまま翻訳してくれるようになりました!

やることはDeepLのサイトで「ファイルの翻訳」を選んで、論文pdfを入れるだけ。図や表も含めて、論文の体裁を壊さずに(!!!)新たなpdfファイルとして出力してくれます。

無料版では翻訳ファイル数やファイル容量に制限がありますが、体験としては無料版でも十分に驚きを与えてくれます。

「翻訳」というシンプルな機能1点集中で、ここまで価値提案してくることが凄いです。英語の翻訳という点では、もう困らない世界に到達しました。これからは、論文を訳すのではなく、背景・文脈などを含めて読み解く、理解することが価値になりそうです。

臨床家としては、忙しい中、読むべき論文をどう選ぶか?論文をどう自分の臨床に使うか?この辺り、引き続き重要性が増していきそうです。
 


ホンマかいなと思いながら、DeepLに英語論文をアップすると、、、レイアウトまで同じ日本語論文が出来上がってきたではないですか! まさに革命的な進歩...。


しかもさすが DeepLだけあった、そこそこ翻訳機能も良いです。ほぼ英語論文を読むハードルが消えてしまったと言っても過言ではありません。


このような機能が無料で使用できるとは、アカデミア界隈ではコペルニクス的転回と言って過言ではないでしょう。


DeepLで英訳して自分で校正できる自信があれば、校正をネイティブに依頼する費用さえ不要になります。こりゃすごいわ...。大谷先生、貴重な情報ありがとうございました!






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多くの感染要因は迅速な手術で解決できる?!

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日整会誌 95: 819-824 2021に手術部位感染(SSI)に関するシンポジウムが掲載されていました。東京医科大学の正岡先生による 人工関節周囲感染予防のための手術室環境 です。


人工関節周囲感染(PJI)における手術室環境という外因性要因が網羅されています。今回は下記のような事項がありました。

  • やはり外履きシューズの導入は慎重になるべき
  • 手術室内のスタッフ数が多いほど感染率が上昇する
  • 手術室ドアの開閉回数が多いほど感染率が上昇する
  • 患者さんの術中体温低下で感染率が上昇する
  • 手術室の室温上昇で感染率が上昇する


そして上記の多くの要因に関係するのは手術時間だと思います。つまり、手術時間が短くなるほど感染リスクは低下するという肌感覚を支持する結果です。


手術は早く終われば良いいうものではありませんが、やはり迅速な手術にはそれなりのメリットがあると考えるべきでしょう。


つらつらと拝読してきましたが、読了してから次回の予定手術を執刀するのが嫌になりました。何だか感染しそうな気がしてきたのです...。まさに心気症ですね(苦笑)。






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粘膜損傷は菌血症の原因となりうる

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日整会誌 95: 813-814 2021に手術部位感染(SSI)に関するシンポジウムが掲載されていました。聖マリアンナ医科大学・鳥居先生の整形外科手術部位感染原因菌の侵入経路です。


鳥居先生の研究のノイエスは、挿管や胃管挿入時の手技で菌血症が発生することです。経鼻挿管、経口挿管とも 10%程度の頻度で菌血症を認めました。


菌血症が発生する原因として下記要因を推察されています。

  • 挿管や胃管操作による上気道粘膜損傷
  • 挿管チューブの気管粘膜圧迫



つまり、何らかの物理的原因で粘膜を損傷することが菌血症を惹起することを想定されているようです。しかし、ここでひとつの疑問が出てきます。


それは今回の研究において、菌血症で検出される菌は口腔内の常在菌であり、整形外科領域の SSIで最も多い MSSAではない点です。


たしかに挿管操作で菌血症は発生するかもしれません。しかし、整形外科領域で問題となる SSIの原因としては、挿管操作はさほど問題にならないのではないでしょうか。


もちろんそうであったとしても、愛護的な挿管操作と口腔ケアの重症性が低くなることは無いと思います。







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