整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

社会

電子カルテの UIって最低だと思いませんか?

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最近、電子カルテの性能の悪さに対してイライラを募らしています。電子カルテの使いにくさや反応速度の遅さが主な理由です。


網羅的に電子カルテを知っているわけではなく、せいぜい5つ程度の電子カルテを知っているに過ぎませんが、いずれも最低な UI(ユーザインタフェース)だと感じています。


事業や投資で日々 PCでの作業に没頭している身では、作業効率向上は喫緊の課題です。マウス操作を可能な限り排して、ショートカットキー多用とタイピング速度向上が王道です。


タイピング速度は電子カルテでも違いはありませんが、電子カルテの大部分はマウス操作に依存しまくっている点に辟易しています。もう、マウスは止めてくれ...


おそらく電子カルテにおいては、UIは二の次であることがその原因なのでしょう。しかし、医師が医療機関で過ごす多くの時間は電子カルテの入力に費やされます。


この要の業務がマウス操作に依存している時点で、医師の業務効率は大幅に毀損されていると感じています。理想はキーボードだけですべての入力業務を完結できることです。


今時、マウス操作に依存している知識集約型産業は少数だと思いますが、その筆頭が医療業界であることはほぼ間違いないでしょう。


最近では先端技術(?)に特化したヘルステックがちやほやされていますが、足元の基本ツールの UI改善にも商機はあるのではないでしょうか?





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HVPワクチン接種の積極的勧奨再開への機運が高まる!

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先日、近所の高校生のお子さんのところに、自治体からHPVワクチンのパンフレットが届いたそうです。厚生労働省のホームページにも概要版が収納されています。


ご存知のように、非科学的なワクチン訴訟のため、平成25年に厚生労働省から勧告があり、HPVワクチン接種を積極的に勧奨することが差し控えられることになりました。


HVPワクチンを接種しないがために、毎年 2800名が子宮頸がんで死亡するという衝撃的事実があるにもかかわらず、声の大きい少数者の利益が優先されたという由々しき問題です。


ところが、HVPワクチン接種は中止されたわけではありません。単に積極的に勧奨が控えられていただけとのことです。


そして 8年の時を経た今年になって、HVPワクチン接種の積極的勧奨再開への機運が高まっています。一部の自治体では先行して郵送で周知しています。


ようやくではありますが、ワクチンに対する国民の理解が深まったことが大きな要因だと思います。誰も表立っては言いませんが、新型コロナウイルス感染症の影響がありそうです。


コロナワクチンを熱望する機運が HVPワクチン接種の積極的勧奨再開の原因になれば、皮肉なものですが新型コロナウイルス感染症にも一定の役割があったのかもしれませんね。






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過度の感染予防対策は免疫力を弱める?!

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新型コロナウイルス感染症の裏側で、インフルエンザ、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、流行性角結膜炎などの感染症が激減したことは良く知られています。


その理由として、ウイルス干渉という仮説を唱える人もいますが、新型コロナウイルス感染症の有病率や罹患率が極めて低い日本においては該当しない可能性が高いです。


おそらく、マスク着用、手洗い、社会的距離の実践などの新型コロナウイルス感染症対策が、他の感染症流行の抑制に効果があるのでしょう。


一般的に、感染症流行激減は喜ばしいこととして受け止められています。しかし、本当に社会にとって望ましいことなのでしょうか?


私は整形外科医なので、小児科や内科などの感染症激減が経営に直結する科ではありません。このため、第3者の立場で意見を述べてみたいと思います。


まずこの1年間で自分の身に起こったことを振り返ってみます。新型コロナウイルス感染症対策が実施され始めた2020年3月から今年初頭までは、感冒症状が全くありませんでした。


ところが、3月ぐらいになってから熱発しないまでも軽い咽頭痛などの感冒様症状をときどき自覚するようになりました。


2020年3月以降はウイルスや細菌に暴露される機会が激減したため、極論すると無菌室に居るような状況でした。このため以前に比べて免疫力が落ちたのではないかと考えています。


この状態が1年続くと、免疫力が落ちた状態が恒常化してしまうため、より少ないウイルス量でも感冒症状を惹起するようになったのではないでしょうか。


このことは幼児で特に問題になりそうです。例えば、水痘ウイルスに暴露されて免疫を獲得するべき時期に、過度の感染対策のために暴露されず将来に禍根を残す可能性があります。


今のような異常な状況が永続するとは思えません。いずれかの時期に withコロナとなって、現在の状況が緩和されるはずです。


その時には、社会全体で低下してしまった免疫力のために感染症が大流行してしまうことを危惧しています。何事もやり過ぎは大きな副作用を産んでしまうと思います。


私は、1990年台にインド、中国、アフリカなどに1~2ヵ月の間、バックパッカーとして何度か行きました。当時は衛生状態が極めて不良だったので渡航当初は体調を崩しました。


しかし、1ヵ月も現地に滞在していると身体も不衛生な環境に慣れてしまいました。このような経験から、私は日常的にウイルスや細菌に暴露されることに寛容です。


単に衛生観念に乏しいと言ってしまえばそれまでですが、過度の感染予防対策は種としての免疫力を弱めてしまう可能性があることを危惧しています。


もう少し、ウイルスや細菌などの汚いモノ
(?)に対して、寛容になってもよいのではないでしょうか。






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5時ピタで帰る欧米人が結果を出す理由

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リウマチNEWS LETTER 69で、興味深い海外留学体験記がありました。産業医大第一内科の園本先生による「集中しすぎて見えていなかったもの
」です。


3年間のドイツ留学中は、8か国の出身者から成る研究グループに所属していたそうです。園本先生は、メンバーの普段の振る舞いを観察し、①アジア型 ②欧州型に分類しました。


  • アジア型:脇目もふらず集中して、夜遅くまで土日なく仕事をする
  • 欧州型:助け合いながら和気あいあいと仕事をして17時には退勤する


中国人や日本人には黙々と自分一人で仕事を行うアジア型が多いですが、データを出してくるのは欧州人および欧州型の中国人だそうです。


なぜ結果をだせるのかの理由をきくと「一人でやるよりみんなでやった方が早いでしょ」という返答だったそうです。園本先生も欧州型に転向して、充実した留学生活を送りました。


今回の話は含蓄に富むと思います。方法論が確立されている大学受験までは、アジア型が強いと思います。日本・中国・韓国のような激烈な受験戦争を勝ち残るのはこのタイプです。



しかし、実社会や研究などの複雑系が支配する未知の領域を手探りで進む場合には、自分独りで黙々と仕事をするアプローチは多様性が無いため、実は効率が悪いです。


受験競争の勝者である医師は、日本人の中でも更にアジア型の強い人が多い傾向にあります。しかし昔勝った方法論を実社会にまで引きずっていると結果を出すことはできません。


臨床・研究も含めたリアルワールドで結果を出すためには、周囲と協業していく姿勢が重要です。今回の海外留学体験記はなかなか味わい深いと思いました。






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初学者が関節リウマチの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です

ケンカして水に流すなどありえない!

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先日、オンラインサロン内でお勧め書籍を紹介するテーマがありました。私は10冊ほど購読してみたのですが、下記の書籍はなかなか味わい深かったです。







キャッチィーなタイトルとは裏腹に、世の中の真実が記載されている箇所が多いのです。その中でも「一度敵対すると関係が修復されることは無い」という部分が腑落ちしました。


著者は元国会議員ですが、豊富な人生経験から一度壊れた人間関係が修復されることはなく、「無かったことにして水に流す」ことは無いとおっしゃられています。


私の経験からも、ほぼ真実だと感じました。過去には若気の至りでコメディカルと衝突したこともありましが、一度心にできた溝が氷解したと感じたことはありません。


医師は院内での立場が強いので「暴君」になりがちです。正面切って逆らう人は少数派でしょうが、一度でも怒りを向けられた人の心は、一生氷解することは無いと思います。


こうなると厄介で、基本的にサボタージュされてしまうので業務がどんどんスムーズに進まなくなっていきます。最近業務が滞りがちだと感じている人は胸に手を当ててみましょう。


また、数は少ないですが、医師同士でケンカする人もいます。これは本当に最悪で、実害がモロに出るので深刻です。特に他科医師とのケンカは、強者同士なので悪影響が甚大です。


特に患者さんが急変した場面では、積極的な協力を得られないこともあるため非常に大きなダメージを被ります。しかし、一度ケンカすると氷解は無いので打つ手がありません。


このことから得る教訓は、職場では絶対にケンカしたり、感情にまかせて怒らないことだと思います。相手に非があれば怒るのではなく冷静に指摘する。


常に実践するのは難しいですが、自分や患者さんの身を守り、業務をスムーズに回すためには必須のコツだと思います。





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