整形外科医のブログ

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社会

すでに潜在的感染状況は第7波のピークを越えているのでは?

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新型コロナウイルス感染者数が激増していると感じています。肌感覚では、おそらく過去最多規模です。しかし、ニュースでは新規感染者数は第7波を大きく下回ります。


その理由は、おそらく医療機関では無症状の人にまで濃厚接触者は全例抗原検査を継続しているため、無症状や軽症者が一網打尽にされるからでしょう。


実際、メイン勤務先の新型コロナウイルス感染者のほぼすべてが無症状~熱発のみです。そうは言っても、新規患者が発生すると出勤停止などで甚大な人的被害を被ります。


一方、周知のように世間では新型コロナウイルス感染症の制限がほぼ解除されているため、皆さんの感染症に対する心理的ハードルは劇的に下がっています。


街中に人が溢れており、多くの人が感染症に対してほぼノーガードと言って良いでしょう。マスクしていると言っても会食の機会が増えたので、ほとんど意味がありません。


ちなみに、私はこの世間の風潮を揶揄する意図は全くありません。私も彼らと同様に新型コロナウイルス感染症に対して比較的ノーガードに近いカタチで生活しています。


ただ、病院などのインフラ系施設では9月以前と同じ基準で動いているにもかかわらず、世間がノーガードなので、ギャップが大き過ぎて身動きできないことを問題視しています。


おそらく世間には第7波時以上に新型コロナウイルス感染症が蔓延しているはずです。数としてあがってくるのは氷山の一角に過ぎない。


その状況下で、医療機関だけこれまで通りの制限をかけていると、職場から人が居なくなるのは自明の理です。これ、かなりヤバイ状況だと思うのですが...。






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身体障害者 7級は意外とハードルが低い?!

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先日、両TKA術後の患者さんから身体障害者診断書・意見書への記載を求められました。この患者さんは私の前任者の引継ぎで、今回初めてお会いしました。


ご存知のように、今では TKAやTHAをしてもほとんど身体障害者認定基準を満たしません。このため、この数年は身体障害者診断書の記載件数はゼロでした。


カルテを見ると、前任者はかなり無理矢理診断書を作成したようです...。う~ん、客観的にみてかなりビミョーな感じの記載内容です。


前任者は執刀医なので診断書を引き受けたのは分かりますが、私にはそこまでの義理は無いというのが本音です。取りあえずウソは書けないという前提で受領しました。


TKAの術後は、非該当もしくは7級がほとんどです。そこで改めて認定基準を確認すると、以下のとおりでした。


  1. 関節可動域90度以下のもの
  2. 徒手筋力テストで4に相当するもの
  3. 筋力低下で2km以上の歩行ができないもの


①の可動域は歴然としているので該当しません。一方、MMT 4というのはビミョーです。一応定義はあるものの、検者の主観が入る余地があります。


どうやら前任者もMMT 4で通しているようです。MMT 4の基準は「抵抗を加えても、運動域全体にわたって動かせる」なので、ちょっと弱いかな? ぐらいなら嘘ではありません。


7級だけならほとんど役に立ちませんが、6級になると公共交通機関の割引を受けられるようです。患者さんがかなり鬼気迫る勢いだったのは、このことが理由でしょう。


今回の件で学んだのは、7級であれば意外と認定される可能性があるかもしれないという点です。本来なら前任者が毅然とした態度を取るべきだったのでしょうが...。





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ロコモの兄貴分メタボ健診は役立たずだった?!

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メタボ健診はまがい物だった?!
何となく感じていた疑問が、白日の下に晒されたのかもしれません。


Medical Tribuneに掲載されていた、



今回の研究結果について、福間氏らは「現在行われている特定保健指導が医療費に及ぼす影響は限定的であることが示された」と結論。



私たち整形外科にとって、内科の「メタボ」は羨望の眼差しをもって見るべきモノでした。ネーミングの秀逸さと集患へのアピール度が尋常ではなかったからです。


メタボの二匹目のドジョウを狙った「ロコモ」のイマイチ感は否めません。やはり、元祖「メタボ」のように市民権を得るのは難しそう...。


そんな整形外科学会にとってお手本のようなメタボ健診は、実は当初期待されたようなモノではなかったというオチが今回の研究です。


そりゃ、そんなもので医療費を削減できれば苦労しないでしょ、と言ってしまいそうですが、内科医師が得た利益は大きかったと思います。


メタボ健診の化けの皮が剥がれてしまうと、私たち整形外科にも悪影響はあるのでしょうか? おそらく全く影響無いと思います。だったロコモは認知されていませんから...。






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子ども食堂の偏在についての医師の研究

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子ども食堂をご存知でしょうか。
子供に無料または安価な食事を提供するための社会活動です。


私が子ども食堂の存在に気付いたのは、近所を散歩していたときです。定食屋さんの軒先に「子ども食堂」という看板を掲げていました。


子どもの食堂なんて、何かのシャレかなと思っていたのですが、よく見ると他にもいくつか「子ども食堂」を発見したのです。子ども食堂とは一体何なのだ???


子ども食堂は、無料または安価な食事を提供するための施設ですが、その目的は貧困家庭や孤食の子どもへの援助、そして虐待防止などの意味があるそうです。


そうか、そんなに深い意味のある社会活動だったとは...。2022年10月号の日本医師会雑誌にも「子ども食堂」に関する会員投稿があったので興味深く拝読しました。


子ども食堂の形態はさまざまで統一されたものは無いようです。そして、地域によって子ども食堂はかなり偏在しています。


人口当たりの子ども食堂が最も多いのは都市部です。そして、過疎地に行くにしたがって減少していきます。何故、都市部に子ども食堂が多いのでしょうか。


都市部の方がマンパワーがあるためなのか、もしくは過疎地では他の形態のセーフティーネットが存在するためなのかは不明です。著者は、正直に研究の限界だと吐露されています。


しかし、子ども食堂に社会的意義を見出して、その現状を丹念に調べる医師が居ることに、同業者として少し誇らしく思いました。医師も捨てたものではないですね。







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患者さんは私の実力ではなく看板で集まっているだけという話

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今日は、患者さんはあなたの実力ではなく、看板で集まっていないですか? という少し耳の痛いお話です。


新年度入りして、私は勤務先の病院内でのポジションが上がりました。対外的にはほぼトップに近い職位です。このため、やたらと紹介患者さんが押し寄せるようになりました。


しかも、皆さん目をキラキラ輝かせている(笑)。もちろん、私の実力が新年度入りして大幅にアップしたわけでは一切ありません。


それにも関わらず患者さんが押し寄せてくるのは、ひとえに職位のなせる業でしょう。しかし、日常診療していると、あたかも自分の実力のように感じてしまいます。


そして周囲の人たちに、もっと頑張れよと思いがちです。しかし、ちょっと待ってください。患者さんが押し寄せるのは、私が優れているのではなく、単に職位が高いだけ...。


私は慎み深い性格(笑)なので自分の器量を把握していますが、これが何年も続くと自分の実力と勘違いすること必定だと思います。実際に私でさえも実力と勘違いしがちです。


しかし事実は散文的です。患者さんが押し寄せてくるのは、決して私の実力や人柄が良いからではなく、単に職位が高いだけ。


単にシステムに支えられてやっているだけであることを理解しながら、過不足無く期待されている役割を演じ切ろうと考えています。






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