整形外科医のブログ

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クリニック開業

医療機関ならプランBの策定を!

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先日、メイン勤務先の医療機関で電子カルテのサーバーがダウンしてしまいました。これまでも小さなダウンはありましたが、今回は本格的なダウンで数日復旧しませんでした。


普段は電子カルテの存在など気にもかけないのですが、完全に使用できなくなると不便を通り越してまったく業務遂行が不可能になってしまいます。


電子カルテ(+オーダリングシステム)ってこれほど重要なモノだったのか...。泥縄式に紙運用で対応しましたが、必要最低限の治療しか実施不可能でした。


昔、病院が火事になったときには、患者さんの次にカルテを運び出すという話をきいて驚いたものですが、たしかにカルテが無いと診療が始まらないことを痛感しました。


さて電子カルテという医療機関の基幹システムがダウンした場合のプラン Bを策定しておくことは、医療安全上も必須と言えます。しかし現実的には困難を極めます。


院内に予備サーバーを維持しておくなどコスト負担に耐えられませんし、そもそも電力系統のトラブルで電子カルテがダウンする可能性もあります。


ローカルサーバーのトラブルに依存しない電子カルテとしては、クラウド型電子カルテがあります。現時点では診療の継続性を担保するための第一選択になるのではないでしょうか。


もちろん電子カルテの導入時にはリスク管理を考慮して電子カルテの選定をするのでしょうが、実際に大規模にダウンしてしまうと、本物のプラン Bの有無が死活問題となります。


残念ながら今回私が経験した電子カルテのダウンではプラン Bが存在しなかったのですが、人の命を預かる立場なので、泥縄式であってもプラン Bは策定しておくべきだと思います。







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それぞれの参加者たちが得た知識や体験を共有し、集合知を形成する。集合知は、サロンのメンバーが未知の航海に旅立つ際の羅針盤となる


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医療機関が DXに踊らされるとロクなことが無い

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最近、医療機関でも DXというキーワードが浸透してきました。DXとはデジタルトランスフォーメーションの略称ですが、世界から周回遅れの日本ではバズワードになっています。


経営層が DXの切り口で語るときには、時流に乗ったカイゼンをしている意識があります。旧態依然とした医療業界ではそれもアリですが、往々にして?な施策のことが多いです。


DXを推進しなければいけないのはアナログなレガシー組織なのですが、果たして医療機関がどこまでデジタル化にマッチするのかを考える必要があります。


病院やクリニックなどの医療機関は、科にもよりますが最終的には人が相手のビジネスです。身体を見て触ってナンボの世界なので、そもそも論として完全な DXは不可能です。


しかも実臨床では定型的したりデジタル化できる業務も限られるため、RPA(ロボットによる業務自動化)でさえハードルが高いです。


そのような事情を理解しているのかさえ怪しい経営陣が、医療機関の DXを連呼するのは相当な違和感を感じます。


私は 5年前にデジタルネイティブ企業を創業しましたが、必要に迫られたからデジタルネイティブな仕組みにしたに過ぎません。業態がたまたまデジタルにマッチしたのです。


デジタルネイティブなので DXもクソも無く、最初からすべてデジタルなのですが、逆にクリニックの開業をしようとすると、当然デジタルネイティブな仕組みは困難です。


このように、まずその業態がどの程度デジタル化に対応できるのかを把握したうえで DXを計らないと、組織を混乱させるだけで終わってしまいます。


医療機関の経営陣は、DXというバズワードに踊らされること無く、冷静に自分の医療機関の業態を見極めたうえで、できる範囲でデジタル化を進めていくべきだと思います...。






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手術好きの夢、手術開業医は成り立つのか?

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多くの整形外科勤務医にとって手術は大好きな業務です。外来業務は面倒なのでできるだけやりたくないというのが本音だと思います。


一方、勤務医は経済的に報われないので開業する人が後を絶ちませんが、経済的自由と仕事の楽しさを追求すると、私のような投資×勤務医以外にも手術開業医という手があります。


手術開業医は、有床診療所と小規模病院での開業パターンがありますが、ここではより現実的な有床診療所での開業について考えてみましょう。


有床診療所には 19床以下という縛りがあります。20床以上は病院に分類されるからです。そして周知のように有床診療所は固定費負担が重いため、ベッドは負債と考えるべきです。


ベッドが負債になる理由は固定費が発生することに尽きます。最低でも13対1対応を満たす必要があるので、看護師を1日中常駐させる必要があります。


このコスト負担はかなり重いため、看護師の人件費を補って余りある医業収入を何らかの方法で確保する必要があります。


一方、外来診療の医業収入でベッドの固定費を賄うことは不可能なので、有床診療所を運営するためには手術収入が必須です。


つまり、手術料でベッドの固定費を含めたすべての支出を賄う必要があるのです。外来診療は集患のためのツールなので外来収入に期待してはいけません。


手術をメインとした有床診療所でやっていくのなら、ベッド数が少ないので稼働率 80%でも黒字になる体制を構築して、その状態を維持し続ける必要があります。


主な収入源が手術料になるので、年間の見込み手術件数と必要入院期間から逆算してベッド数を決める必要があります。


小規模病院であれば、脊椎や人工関節手術数が年間 3000症例なら 50~100床程度が多いようです。もちろんこの数字を叩き出していれば超高収益です。


個人レベルで対応できる 200症例程度であれば、10床の有床診療所で高収益を確保することが目線となりそうです。


このように数字で落とし込んでいくと、手術が好きだから有床診療所で経済的自由と両取り!という選択肢もカンタンではなさそうに思えます。


しかし、病院の看板無しで150~200症例程度を集患できる能力があれば、チャレンジする価値は十分過ぎるほどあると思います。我こそは!と思う方は一度検討してください。






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開業の苦労はスタッフ管理にあり

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MedPeerに興味深い記事がありました。
開業医が語る、開業のメリット・デメリット です。


最も意外だったのは、開業後に苦労したことで「スタッフの採用、管理、教育」を挙げた人が56.2%もいたことです。


第2位の「患者さんの集客」が18.2%なので、ダブルスコアでぶっちぎりの第1位です。やはり、ビジネスの要は人なので、スタッフで苦労しているのでしょう。



開業から5年間は受付事務、看護師が定着しなかった。5年後に法人化し、経費はかかるかもしれないが、職員の福利厚生を目的として社会保険加入に踏み切った。そこから職員の定着が始まり、20年以上経過するが、退職者は出ていない。(60代男性 開業医)


患者さんに対する態度や医療技術の優れたスタッフでも、スタッフ間の思いやりにかける人は良くない。頭ではわかっていたけど、自分のクリニックの問題となり、骨身にしみてわかったし、相当苦労した。(40代男性 開業医)



上記のコメントを読むと、具体的な悩みや苦労した点を垣間見ることができます。どんな事業形態であっても、レバレッジをかける際には人材登用を避けられません。


むしろ、効率的かつ優秀なチームビルディングができるか否かが、ビジネスの成否を分けると思います。開業=スタッフ管理であることが良く分かる記事でした。






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オンライン診療のキックオフミーティング

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メイン勤務先のオンライン診療のキックオフミーティングに参加しました。会議は「密」を避けるために、ZOOM利用というのが今風(?)です。


やはり、ZOOMでは積極的なやりとりが難しいですね。それはさておき、実際に CURONを利用したオンライン診療が3症例発生したので、担当医師の感想が出てきました。


オンライン診療は新鮮で楽しい経験だったそうです。現状では相当受診抑制されているので、患者さんはオンライン診療でなければ受診しなかったとおっしゃられていたそうです。


どこの医療機関も程度の差こそあれ受診抑制の影響を受けていると思います。この窮状を打開する切り札のひとつがオンライン診療であることは間違いないでしょう。


こういう局面では迅速にマーケットインするに限ります。近隣の潜在ニーズを総取りするべく、大量の広告費を期間限定で投入するべきだ!と主張しておきました。


過激な意見なので、採用されるかは否かは分かりませんが(笑)。私に決裁権があれば絶対にやっていますので、ヒトの下で働くのは結構面倒なものです。


収益面では、クリニックと病院では差があるようです。病院再診では対面診療・電話診察・オンライン診療はすべて 147点で同じです。そうであればガンガン広報するべきでしょう。


一方、クリニックでは初診料が対面368点に対して、電話診察とオンライン診療は294点なので、トータルでいうと対面診察よりも 16%減少します。


クリニック初診では、特定疾患療養管理料が対面225点に対して、電話診察とオンライン診療は147点なので、トータルでいうと対面診察よりも 29%減少します。


1回あたりの単価は低くならざるを得ませんが、そこは受診回数で十分に賄えると思います。しかも感染予防や患者ニーズも高いので、私はオンライン診療 agree派です。






★★ 医学知見探求サービス ★★


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忙しい日常の中で、医学知見を得たり、発信したりすることが難しくなっています。 時間的・地理的制約のために、学会や勉強会への参加もできない環境で働く医師もいます。


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