整形外科医のブログ

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クリニック開業

外科医の賞味期限はいつなのか?

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最近、周囲を見渡すと、未だに現役で手術している医師が非常に少なくなっていることに気付きました。大学同期は13名ですが、現役で執刀しているのは私を含めて 3名だけです。


10名は開業しているか、整形内科に転科(?)しています。たしかに手術は割に合わない業務です。リスクは高いものの、医師にとって少なくとも金銭的なメリットはありません。


まぁ、私などはライフワークとして趣味的にユルくやっているワケですが、少なくとも生活の糧として手術に取り組むはいかがなものかと感じています。


私にとって手術は趣味ですが、年々患者さんが押し寄せてくるようになりました。その理由は、もちろん私がスーパードクターだからではなく、見た目がベテランっぽいからです。


見た目には、ビジュアルだけではなく病院内のポジションがあります。昔は卒後10年でもペーペーに見られることが多かったのですが、最近は 老けて 貫禄が出てきたようです(笑)


昔は「手術の実力>見た目
でしたが、最近では「見た目>手術の実力になってきていることを実感します。つまり、患者さんが集まってくるのはベテランっぽいためです。


もちろん、自分の専門領域に関しては自信があります。しかし、骨折などのアドリブが必要な手術では「見た目ほど上手ではない」と自分でも感じるほどです。


技術+気力+体力の総合力の最高点は、40歳ぐらいだったと思います。そこから時が経つに連れて、気力と体力は低下し続けています。リタイアしても困らないのも要因でしょう。


世間的に言って、見た目の最高点が40~50歳に対して、外科医としての実力は40歳前後が最高点ではないでしょうか。50歳を過ぎると体力と気力の落ち込みが激しいと思われます。


これらを勘案して経営的な目線でいうと、外科医の賞味期限は55歳ぐらいではないでしょうか。見た目の価値は上昇し続けますが、実力が伴わなくなるのはそれぐらいの年代です。


こんなことを言うと各方面からお叱りを受けること必定ですね。日整会のシンポジウム前日にはシンポジストで懇親会があるようですが、こってり絞られそう(笑)。





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インフレが医療機関の屋台骨を揺るがす!

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インフレが医療機関の経営を直撃しています。
メイン勤務先の経営会議に出席すると、その緊迫感がヒシヒシと伝わっています。


これまでは単なる整形外科部長だったので、自分の科の成績だけ上げればいいや、という安易な考え方でした。しかし、職位が一つ上がったので全体を見渡さざるを得ません。


そうすると見えてくる風景が一変します。整形外科だけが孤軍奮闘しても問題は全然解決しないのです。最大の問題点は、インフレによる固定費の急上昇です。


この数か月で、電気代はもちろんのこと、リース関係、納入物品価格のほぼすべてが劇的に上昇しています。一方、当たり前ですが医業収入は横ばいです。


その結果、真水部分の利益(営業利益)が激減しています。固定費上昇が急激過ぎて、かなり危険な水域に入りつつあります。経営視点で見ると相当ヤバい...。


思わず、私の本業と比べてしまいます。本業の方は完全リモートなので固定費はほとんど不変です。インフレの影響をモロに被るリアルビジネスの苦境が際立っています。


医療機関がこの苦境を脱するには、以下の方策しかありません。

  1. 医業収入を上げる
  2. 固定費を下げる


いずれも極めてハードルが高いです。①医業収入なんて簡単には上がりません。すでに限界まで頑張って達成している数字なので、これ以上伸びしろなんて無いのです。


一方、②固定費削減も難しい。電気代下げろ! 納入物品の価格を下げろ! と言っても、効果無いのは火を見るよりも明らかです。


こうなると人員削減もしくは減給しかないでしょ、となります。いずれも経営者には苦渋の選択です。病院経営トップの心労が思いやられます...。


コロナ禍の補助金が切れる来年は、全国の医療機関にとってひとつの正念場でしょう。さらに間の悪いことに、世間ではコロナ融資の返済が始まります。


景気後退可能性が高い中、医業収入を上げる難易度がさらにアップします。いやぁ、なかなか厳しいですね...。







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ポストコロナの病院ダウンサイジングで生き残れるか?

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先日、病院経営幹部向けのセミナーに参加しました。私は公的基幹病院のサラリーマン経営者を少しバカにしていましたが、講師陣はマトモなことを言っています。


新鮮な驚きとともに、起業をスケールさせた小さな成功体験にうぬぼれて不遜になっていた自分を少し反省しました。


さて1日がかりのセミナーでしたが、テーマはポストコロナに向けての病院経営の課題です。すでにご存じの方も多いかもしれませんが、コロナ禍では下記の状況が発生しました。

  • コロナ禍で病院は患者数減少にもかかわらず補助金のおかげで収益が大幅に好転した
  • 慢性疾患を中心に不要不急の受診抑制
  • 2022年になってもコロナ禍前の受診抑制が持続している
  • 補助金による高単価の終了は目前に迫っている


現状は上記のような危機的状況といえます。表面上は各病院とも潤っているものの、好況は1年ほどで終了する見込みです。


その先にどうするべきかが今回のセミナーのメインテーマでした。講師陣の回答は「ダウンサイジング」でした。とにかく固定費を下げて、来るべき医業収入減少に備えろと...。


端的に言うとリストラですね。光熱費などの固定費削減は言うに及ばず、医師や看護師の生産性を上げる(=要するに人減らし)を強力に推進するしかないという結論でした。


たしかに経営者目線では反論の余地もありません。少し暗鬱な気持ちで病棟回診していたところ、看護師さんから理事長に賃上げしてと伝えて! と冗談っぽく言われました。


う~ん、上と下では考えている方向性が真逆だなと更に暗鬱な気分に(苦笑)。そんなこんなでグタグタな感じの1日でしたが、ある意味社会勉強になった1日でした。





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医師がコロナに感染すると何が起こるのか?

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医師がコロナに感染すると大変!


最近、周囲の医師もしくはその家族が、バタバタと新型コロナウイルス感染症に罹患しています。幸い、軽症もしくは無症状の人ばかりですが、感染した影響は極めて大きい。


もちろんその理由は隔離です。2022年5月現在の行政によるコロナ感染後の職場復帰の考え方は下記のごとくです。


濃厚接触者

コロナと診断された人の発症日を0日目として8日目に解除

無症状

最初の検体採取日を0日目として8日目に解除

有症状

発症日を0日目として10日目かつ症状軽快日から72時間(3日間)が経過した日に解除



ただし、上記はあくまでも一般の人対象の基準です。医療機関の場合は、感染源になると社会に甚大な影響を及ぼします。


このため、期日が経てば自動的に職場復帰ではなく、期日が到来した時点でコロナの抗原検査を実施して、陰性を確認している施設が多いのではないでしょうか。



勤務医と開業医では医師が罹患した影響に大差あり


5月下旬に、私の周囲では勤務医、開業医とも新型コロナウイルス感染症に罹患しています。両者とも影響が大きいですが、やはり開業医はハンパ無い負の影響があります。


まず、クリニックの臨時休診の告知に始まり、スタッフや予約患者さんへの連絡に追われます。自分が罹患して発熱していると、とんでもない状況になるのは容易に想像できますね。


収益面、風評被害でも甚大な悪影響を被ります。もちろん、2020年の頃のような最悪なレベルではありませんが、今でも大変であることは論を俟ちません。


一方、勤務医も隔離期間は大変ですが、周囲の医師がそれなりにサポートするので開業医ほど甚大な悪影響はありません。収入(給料)が減るわけでもないので気楽なものです。


実際に勤務医と開業医の2パターンを間近で見て感じたのは、開業医は身体が資本であることです。勤務医的には羨ましいことも多いですが、自分が倒れると終わってしまいます。


私は気楽に生きていたいので、開業はできないなと改めて感じました。開業医の先生には本当に頭の下がる思いです。







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アフターコロナを見据えた固定費削除は病院経営として正しい?

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コロナ禍は医療機関にとって干天の慈雨?


コロナ禍で医療機関が焼け太っている話題です。当初、コロナ禍は医療機関に大打撃を加えました。しかし、その後に急回復しています。その理由は病院とクリニックで異なります。


  • 病院:補助金
  • クリニック:新型コロナウイルス感染症のワクチン接種


特に、新型コロナウイルス感染症患者の専用病棟を持つ重点医療機関では、1病院あたり約10億円にもおよぶ補助金が投下されました。


そのおかげでコロナ禍前まで赤字に喘いでいた大規模公的基幹病院が息を吹き返しました。大赤字を計上していた市立病院や日赤が軒並み黒字を確保したのです。


患者数の減少を補って余りある収入です。病院では患者数が減ったのに医業収入が増えています。中で働いている人にとって、業務が減少したのに黒字確保は夢のような話ですね。



大病院と中小医療機関では経営方針は真逆


一般的な医療機関に対する認識は前述のごとくでしょう。表面的にはコロナ禍は医療機関への追い風でした。しかし、まともな経営者であれば強烈な危機感を抱いているはずです。


何故なら補助金がいつ何時終了するか分からないからです。今回の新型コロナウイルス感染症の補助金は、政治的パフォーマンスおよび政策誘導的な意味合いが強いです。


しかし、新型コロナウイルス感染症の弱毒化と相まって、急速にその目的を達成しました。すでに充分な新型コロナウイルス感染症対策が完成しています。


こうなると、医療機関経営者の関心は、いつ補助金が終了するのかに移行します。現時点でウハウハだからといって、浮かれるわけにはいかないのです。


しかし、ここで大規模公的基幹病院と市中の中小病院とでは真逆の反応になりました。大規模公的基幹病院では、ここぞとばかりに「箱物」の整備に余念ありません。


単年度で利益を計上しても経営に関係無いので仕方無いかもしれません。しかし補助金を控除すると信じ難いほど経営が悪化しているのに、箱物を買い漁る姿に嫌悪感さえ抱きます。


一方、
市中の中小病院は生き残りに必死なので、大規模公的基幹病院のように箱物を買い漁るなどありません。現実を見据えて粛々と対策を打っています。


例えば、私の勤めている病院。血も涙もないレベルの事務方のリストラを断行して、正職員を派遣社員に置き換えていきました。当初は気でも触れたのかと思ったものです。


コロナ禍では補助金のおかげで潤ったはずと思っていました。しかしあくまでもこの状態は一過性。アフターコロナを冷徹に見据えた生き残りを賭けた決断だったようです。


もちろん経営陣に対する職員の評判は、芳しくないとか言うレベルではありません。しかしこれほど恨みを買ってまで固定費削減に血道をあげる姿はある意味立派だと思いました。


冷静な現状分析とエキセントリックな組織改編。経営センスは悪くないと思いました。
私ではここまで苛烈なことはできないなぁ...。






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