最近、医療機関でも DXというキーワードが浸透してきました。DXとはデジタルトランスフォーメーションの略称ですが、世界から周回遅れの日本ではバズワードになっています。
経営層が DXの切り口で語るときには、時流に乗ったカイゼンをしている意識があります。旧態依然とした医療業界ではそれもアリですが、往々にして?な施策のことが多いです。
DXを推進しなければいけないのはアナログなレガシー組織なのですが、果たして医療機関がどこまでデジタル化にマッチするのかを考える必要があります。
病院やクリニックなどの医療機関は、科にもよりますが最終的には人が相手のビジネスです。身体を見て触ってナンボの世界なので、そもそも論として完全な DXは不可能です。
しかも実臨床では定型的したりデジタル化できる業務も限られるため、RPA(ロボットによる業務自動化)でさえハードルが高いです。
そのような事情を理解しているのかさえ怪しい経営陣が、医療機関の DXを連呼するのは相当な違和感を感じます。
私は 5年前にデジタルネイティブ企業を創業しましたが、必要に迫られたからデジタルネイティブな仕組みにしたに過ぎません。業態がたまたまデジタルにマッチしたのです。
デジタルネイティブなので DXもクソも無く、最初からすべてデジタルなのですが、逆にクリニックの開業をしようとすると、当然デジタルネイティブな仕組みは困難です。
このように、まずその業態がどの程度デジタル化に対応できるのかを把握したうえで DXを計らないと、組織を混乱させるだけで終わってしまいます。
医療機関の経営陣は、DXというバズワードに踊らされること無く、冷静に自分の医療機関の業態を見極めたうえで、できる範囲でデジタル化を進めていくべきだと思います...。
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