政策金利は 1.25%に達する見込みです。前回の利上げからわずか3ヶ月での再上昇は市場の予想を覆す異例のスピードであり、金利の最終的な到達点の予想値も切り上がっています。
こうした状況は、銀行株にとって強い追い風です。もちろん、金利上昇が急激すぎて日本全体を信用不安が覆うような事態になれば、銀行の経営にも大きなダメージとなります。
しかし、現在の金利上昇の幅やスピードを冷静に鑑みるに、日本経済が深刻な信用不安に陥る危険性はほとんどありません。
そのため、株式市場全体(株価指数)にとっては金利高が逆風であっても、銀行株にとっては明確な追い風となっています。
私は、2021年に地方銀行株への集中投資を行い、現在も保有し続けています。当時と比べて株価が大きく上昇しました。
驚くべきことに、本日の日経新聞の記事では、年初来の株価上昇率がAI・半導体銘柄と同等に達しているそうです。このため「継続保有は危険ではないか?」と売却を検討しました。
結論から言えば、今回も私の判断は「地方銀行株を持ち続ける」というものでした。いつも通りの面白みのないオチです。
しかし、その結論に至った判断材料は、「これまでの日本の低金利が、やはり異常な状態だった」という仮説にあります。
2000年代から2010年代にかけて続いた「超低金利時代」が再び日本に訪れる可能性は、極めて低いと予想しています。
この見立てが正しければ、2021年のような低い株価水準まで逆戻りするリスクも極めて低いと考えられます。
適度な金利水準が確保された世界において、銀行はいわば「お金が湧き出るATM」のような強固なビジネスモデルを持ちます。
したがって、長期保有のリスクはさほど大きくないというのが私の見解です。この仮説の真偽は10年後にしか分かりませんが、今回も私は地方銀行株をホールドするつもりです。
ただし、銀行株が景気動向に左右されやすい景気循環株であることは忘れてはいけません。私と同時期に地方銀行株に投資した人は、私の方針を参考にしない方がよいと思います。
今後、もし日本経済に不景気の兆しが見えた際には、即座に売却へ動くことが投資のセオリーであることは、常に心に留めておく必要があるでしょう。
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