整形外科医のブログ

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こむらがえり

こむらがえりの薬物治療

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先日の外来でがんこな「こむらがえり」の患者さんを診察しました。
こむらがえりの原因は諸説ありますが、詳細な点は未だに良く分かっていないようです。

 
こむらがえりを来たす疾患として、下記のような疾患があります。

・ 糖尿病
・ 肝硬変
・ 腎不全
・ 閉塞性動脈硬化症
・ 電解質バランス異常
・ 腰椎疾患


下肢に好発するので整形外科を受診する患者さんが多いですが、こむらがえりの原因疾患を列記すると、病因的に整形外科はあまり関係ない科のように思えます。


そう言っても、腰部脊柱管狭窄症などの腰椎疾患の一症状として、こむらがえりで悩んでいる患者さんが居るのも事実です。


上記を踏まえて、私は下記のようなアルゴリズムで治療を行います。尚、内科的な疾患は下記①②の治療が不応の時点で精査を開始しています。


① 原因に関わらず、まずタウリンを処方
② タウリン不応例では芍薬甘草湯を処方
③ タウリン・芍薬甘草湯不応例で、ベースに下記疾患がある場合   

・ 腰部脊柱管狭窄症・閉塞性動脈硬化症 → エパデール  
・ 糖尿病 → キネダック


上記の他にも、ダントロレンやミオナールを投与するケースがあるようですが、私は経験がありません。上記の①~③で80%程度の患者さんの症状は軽快する印象です。


こむらがえりは結構しつこいので、タウリン・芍薬甘草湯・エパデールでもダメなときが時々あります。基本的には内科受診をしてもらいますが、どこの科でもすっきりしないのが現状です。
 



★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。









姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。








こむら返りの治療どうしてますか?

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昨日の午前はアルバイト先で外来をしていました。
整形外科外来をしていると、”こむらがえり”を診察する機会が多いです。


こむらがえりの原因は諸説ありますが、詳細な点は未だに良く分かっていないようです。下肢に好発するので整形外科を受診しますが、本来的にはあまり関係ない科だと思っています。


こむらがえりを来たす疾患として、糖尿病・肝硬変・腎不全・閉塞性動脈硬化症・電解質バランス異常等がありますが、私達が診る頻度は腰部脊柱管狭窄症が最多ではないでしょうか。


上記を踏まえて、私は下記のようなアルゴリズムで治療を行います。尚、内科的な疾患は下記①②の治療が不応の時点で精査を開始しています。


① 原因に関わらず、まずタウリンを処方
② タウリン不応例では、芍薬甘草湯を処方
③ タウリン・芍薬甘草湯不応例で、ベースに下記疾患がある場合

  ・ 腰部脊柱管狭窄症・閉塞性動脈硬化症 → プレタール
  ・ 糖尿病 → キネダック


上記の他にも、ダントロレンやミオナールを投与するケースがあるようですが、私は経験がありません。上記の①~③で80%程度の患者さんの症状は軽快する印象です。


あまり、こむらがえりの治療で難渋した経験はありませんが、タウリン・芍薬甘草湯でダメなときにはプレッシャーがかかります。どなたか良い治療方法が御教示いただけないでしょうか?




       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
 一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。


                       


       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



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