FIRE という概念をご存知でしょうか? FIRE(Financial Independence and Retire Early)とは、経済的自立とアーリーリタイアを意味する造語です。
私が FIRE を知ったのは、2018.11.24の週刊ダイヤモンドに掲載されていた THE WALL STREET JOURNAL. の記事です。米国で台頭している価値観として紹介されていました。
米国においても、若年世代では伝統的な退職年齢は過去の遺物になりつつあります。記事で紹介されていた弁護士シルビア・ホールさん(38歳)は40歳で引退したいそうです。
ホールさんは家計を徹底的に切り詰めています。2020年までに200万ドル(約2.2億円)を貯めるためです。税引き後所得の約70%を貯蓄して徹底した倹約生活を送っています。
物価の高い米国にも関わらず、食費を月75ドル前後に抑えています。食品店では茶色く変色したバナナなどの廃棄寸前な食品を探しています。ガソリン代節約のため通勤は徒歩です。
彼らが極端な行動に走る理由は、時代が不確実なために強固な経済的保障を欲しているからだそうです。彼らは親世代より教育水準が高いのに、裕福ではないことに気付いています。
これはどこかで見た風景です。そう、それは現在の日本です。日本特有のものだと思っていましたが、どうやら米国の若年世代の一部も似たような価値観を持っているようです。
このため、米国の若年世代の一部は、65歳よりも何十年も早く退職できるように積極的に貯蓄して倹約生活を送っています。
私はこの FIRE と言う 価値観を知って少し違和感を抱きました。経済的な安全を求める人にとって、アーリーリタイアはリスクとなります。
なぜなら、アーリーリタイアの収入源として多くの人は株式や債券そして不動産収入に依存することになるからです。これらの資産は、市場の変動によって収益力が左右されます。
つまり、市場の変動によってストレートに生活が脅かされることになるのです。それ以外にもインフレ率が高くなった場合には、計画が破綻する可能性があります。
このように FIRE の実践はハードルが高いです。私は FIRE を100%盲信するのは危険だと思います。不労所得だけで長いリタイア後の生活を賄うのは極めてリスクが高いからです。
これに対する解決策は、アーリーリタイア後は不労所得だけに頼るのではなく、お金を稼ぎ出す能力も保持し続けることだと思います。
短期的に貯蓄と倹約だけで生活していけても、長期的には非常に脆弱です。アーリーリタイアには、スモールビジネス等でお金を稼ぎ出す能力を維持することが重要なのです。
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