整形外科医のブログ

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オパルモン

腰部脊柱管狭窄症では先発医薬品!

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新しく赴任された先輩医師と話をしていて、ひょんなことから腰部脊柱管狭窄症の話題になりました。腰部脊柱管狭窄症では薬物治療が第一選択になります。


腰部脊柱管狭窄症の薬物療法では効果と副作用発現頻度のバランスを考慮して、オパルモンやプロレナールなどのリマプロスト(プロスタグランジン製剤)を頻用しています。


御多分に漏れずリマプロストにもジェネリック医薬品があります。そして、リマプロストはロキソプロフェンと同じぐらい、その効用に先発医薬品とジェネリック医薬品の間で差がある印象です。


ジェネリック医薬品は、ジェネリックメーカーだけではなく情報番組などでもしばしば取り上げられており、国を挙げてジェネリック医薬品の利用を推進しています。


ジェネリック医薬品は、「特許が切れた薬」「安価なのに先発医薬品と同じ効果を得ることができる」と言われていますが、実際に治療を行う臨床医の感覚では本当かな? と思います・・・。


ロキソニンのジェネリック医薬品で消化管潰瘍が多発したため、危機感からジェネリック医薬品について調べました。まず「特許が切れた」のは物質特許であり、薬の主成分そのものです。


しかし物質特許以外にも「製法特許」や「製造特許」が存在するので、製法特許が切れていなかったら同じ添加物を加えることができません。


そして、添加物が変われば主成分の溶出速度や吸収速度が変化するため、薬の効用や副作用の併発の頻度が大きく異なるのです。


更にジェネリック医薬品の試験に「有効性の試験」は存在しても「安全性の試験」はありません。しかも有効性の試験といっても、統計学的に±20%の範囲であれば差がないと判断されます。


先発品と比べて20%だけ多く効果があったり、その逆に効果が少なかったりしても「有効性は同じである」と判断されます。つまり、ジェネリック医薬品は先発医薬品とは異なる薬なのです。


ロキソニンのジェネリック医薬品のように生命に関わる事象は発生しないですが、リマプロストのジェネリック医薬品はとにかく効果が無いケースが多いです。


私たちも患者さんに治ってもらわなければ困るので、腰部脊柱管狭窄症に関しては、オパルモンやプロレナールなどの先発医薬品の処方を心掛けています・・・。



       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
 一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。


                       


       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



バイアスピリン+プレタールはOK?

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外来をしていると腰部脊柱管狭窄症の方を診る機会が多いと思います。
ほとんどの方はオパルモンやプレタール等の抗血小板薬による保存治療から開始します。


この際に問題になるのが、内科で狭心症・心筋梗塞・脳梗塞に対してバイアスピリンやプラビックスなどの抗血小板薬が既に処方されているケースです。


プレタールなどを追加投与する可否については諸説ありますが、薬剤溶出性ステントを用いた冠動脈形成術(PCI)施行後の抗血小板薬の投与方法が一つの参考事例になると思います。


循環器内科医にお伺いしたところ、PCI施行後1年間は血管性イベント抑制効果を期待してバイアスピリンとプラビックスの併用投与することが多いそうです。


しかし、PCI施行後1年以降は出血リスクが血管性イベント抑制効果を上回るため、1剤に減らしてバイアスピリンもしくはプラビックスの単剤投与とすることが多いようです。


このことを参考にすると、既に内科で抗血小板薬を投与されている患者さんに1年を越えてプレタールやオパルモンを処方する場合は、出血リスクを考慮する必要がありそうです。


では、バイアスピリンとプラビックスが併用されている場合はどうすればよいでしょうか?この場合には内科医師にプラビックスをプレタールで代用できないか問合せするしかなさそうです。


ちなみにプラビックスやバイアスピリンは血小板凝集能抑制効果がメインであり、プレタールやオパルモンのように血管拡張作用が無いため間歇性跛行への効果はあまり期待できません。



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 一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





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       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



腰部脊柱管狭窄症の保存治療

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今日は外来でした。
1ヶ月前に腰部脊柱管狭窄症の患者さんに対して、オパルモンの処方を開始しましたが効果なしでした。


仕方ないので、プレタール100mg/日を開始しました。
頭痛などのSEが無いことを確認して、1週間後に200mgにするつもりです。


プレタールを4週間投与して効果が無ければ、リリカやモービックを試そうと思います。


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