昨日は出張先で外来でした。出張先の病院は救急病院なので、骨折整復やギプス・シーネ固定をほぼ毎日のように施行しています。


オルソグラスのようなギプスシーネを使用する場合、シーネの端は中のファイバーグラスがチクチクするので、折り返すことが多いと思います。


もちろん、中のファイバーグラスを取り出して水で濡らしてから再度フェルトパッドに戻して長さの調節をしてもよいのですが、時間に余裕の無い外来の現場では結構手間です。


最近、私は内部のファイバーグラスのみに水をかけ、フェルトパッド越しにバスタオルで水切りをしてから、省略化のためにフェルトパッドの端を引っ張って伸ばすことによってファイバーグラスの断端を覆うようにしています。


この作業をすることでギプスシーネの端を折り返す必要がなくなります。折り返しの分だけ少し節約になることと、ギプスシーネの端がバルキーになることも防げるので一石二鳥です。


ギプスシーネ作成後の見栄えが良く、簡便に施行できる方法なのでお勧めの方法です。



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