先日、売りクリニック事案の紹介を受けるために、M&A会社の担当者と面談しました。まず、事案の提案を受けるためには秘密保持契約を結びます。
その後に詳細な資料をいただいて、購入するに値するクリニックなのかを検討します。医師の経済的自由
売上(医業収益)から経常利益までざっくり見たのちに、実際のクリニックの状況をヒアリングしました。梃子入れするとまずまずの収益性を出せそうな印象のクリニックでした。
今回の事案に対する疑問点を確認してから、こちらが希望する地域と条件を伝えて面談が終了しました。その後に雑談をしていると、整形外科クリニックの状況を教えてくれました。
彼らはクリニック売買にあたって資産査定を行います。その関係で、あまり公にされないクリニック経営の実際や動向をよく把握しているとのことでした。
まず、10年ほど前と比較して、クリニックの売上および経常利益は1割ほど減っているそうです。やはり、医療費削減の影響を強く受けている印象でした。
だいたい平均的な単施設の整形外科クリニックでは、売上が7000~8000万円で経常利益は2500万円ほどとのことでした。多施設展開クリニックでは当然売上は増えます。
もちろん、売上が2億円ちかい繁盛クリニックもありますが、このようなクリニックは例外的です。1日24時間しかない関係で、売上にはガラスの天井が存在するのです。
そして、気になる売りクリニック価格ですが、売上が10年前から10%減少している関係で漸減傾向のようです。
新規参入組にとって、クリニック価格が安くなってきているのは一概に良いとも言い切れません。それだけクリニックの収益性が落ちていることが原因だからです。
もちろん、収益性が落ちてきているのは全体の趨勢であって、個別事案で当てはまるか否かは別問題です。医師の能力とやる気の方が大きな影響及ぼします。
他に気付いた点は、売りクリニックM&Aでは、不動産無しの方がメジャーであることです。賃貸の方が初期費用を抑えられる関係で好まれるようです。
不動産投資家の私としては、クリニック本体よりも不動産の方に目が行ってしまいがちです。このクリニックを賃貸に出したらどれぐらい収益が出るかな? 危ない危ない(笑)
そんなこんなでチャンスがあればクリニックを購入しようと考えていますが、最大の問題点は、誰が院長をするのか? ということです。怠け者の私ではないことだけは確かです。。。
尚、クリニックを継承するためには、個人間の売買よりも仲介業者を入れることをお勧めします。仲介手数料で10~15%取られますが、しっかり資産査定してくれるので安心です。
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