整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

クリニック

クリニック継承を検討

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先日、売りクリニック事案の紹介を受けるために、M&A会社の担当者と面談しました。まず、事案の提案を受けるためには秘密保持契約を結びます。


その後に詳細な資料をいただいて、購入するに値するクリニックなのかを検討します。医師の経済的自由を商業出版するにあたり、クリニック経営の数字はある程度勉強しました。


売上(医業収益)から経常利益までざっくり見たのちに、実際のクリニックの状況をヒアリングしました。梃子入れするとまずまずの収益性を出せそうな印象のクリニックでした。


今回の事案に対する疑問点を確認してから、こちらが希望する地域と条件を伝えて面談が終了しました。その後に雑談をしていると、整形外科クリニックの状況を教えてくれました。


彼らはクリニック売買にあたって資産査定を行います。その関係で、あまり公にされないクリニック経営の実際や動向をよく把握しているとのことでした。


まず、10年ほど前と比較して、クリニックの売上および経常利益は1割ほど減っているそうです。やはり、医療費削減の影響を強く受けている印象でした。


だいたい平均的な単施設の整形外科クリニックでは、売上が7000~8000万円で経常利益は2500万円ほどとのことでした。多施設展開クリニックでは当然売上は増えます。


もちろん、売上が2億円ちかい繁盛クリニックもありますが、このようなクリニックは例外的です。1日24時間しかない関係で、売上にはガラスの天井が存在するのです。


そして、気になる売りクリニック価格ですが、売上が10年前から10%減少している関係で漸減傾向のようです。


新規参入組にとって、クリニック価格が安くなってきているのは一概に良いとも言い切れません。それだけクリニックの収益性が落ちていることが原因だからです。


もちろん、収益性が落ちてきているのは全体の趨勢であって、個別事案で当てはまるか否かは別問題です。医師の能力とやる気の方が大きな影響及ぼします。


他に気付いた点は、売りクリニックM&Aでは、不動産無しの方がメジャーであることです。賃貸の方が初期費用を抑えられる関係で好まれるようです。


不動産投資家の私としては、クリニック本体よりも不動産の方に目が行ってしまいがちです。このクリニックを賃貸に出したらどれぐらい収益が出るかな? 危ない危ない(笑)


そんなこんなでチャンスがあればクリニックを購入しようと考えていますが、最大の問題点は、誰が院長をするのか? ということです。怠け者の私ではないことだけは確かです。。。


尚、クリニックを継承するためには、個人間の売買よりも仲介業者を入れることをお勧めします。仲介手数料で10~15%取られますが、しっかり資産査定してくれるので安心です。





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来院動機はWEBサイトが最多!

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先日、リクルートドクターズキャリアを何気に眺めていたところ、興味深い記事がありました。開業成功の必須ポイント ⑦広告宣伝 です。


開業前の広告宣伝は何が一番効果的なのか? というお題ですが、何といってもWEB戦略が重要だそうです。患者の来院動機を調査するとWEBサイトを見てが圧倒的多数です。


しかも、高齢者まで含めても6~8割の患者さんがスマートフォンで閲覧しているとのことです。そんなに、医療機関の広告でもWEB対応が重要だとは・・・


さすがにホームページの無い病院は少数派(皆無?)だと思いますが、クリニックレベルではまだまだホームページの無いところが多いと思います。


もしかしたら、ここにお金をかけるだけでもまだまだクリニック経営はイケるのか? 素人ながら、そんな甘い考えを抱かせる記事です(笑)。


広告宣伝のタイミングは、開業の2~3ヵ月前、こまめな更新で検索順位を上げる、住宅地のクリニックは紙広告も必要で、市街地のクリニックはWEBが優先とのことでした。


紙広告は開業1週間前の狭域戸別ポスティング、開業直前の週末に内覧会を開くとしたら開業直近の水・木曜日に広域新聞折込をするのが効果的だそうです。


よく駅看板が医療機関で埋まっているのを見かけますが、最近の傾向ではWEB広告の強化を第一に考えるべきとのことでした。確かに駅看板を見て行こうとはあまり考えません。


集患にはWEB対策が有効ということは、なかなか新鮮な驚きでした。まさか、医療業界でもいわゆる「空中戦」が必須とは夢にも思わなかったのです。


クリニックのホームページはウェブデザイナーに依頼するのが吉ですが、その際にはWordPressベースで作成してもらった方が良いと思います。


ゼロから立派なホームページを作ることは、素人には費用対効果が悪いですが、既にあるホームページのちょこちょこした改変は自分でできる方が楽だからです。


あと、スマートフォン対応のホームページにしておくことは論を俟ちません。クリニックの集患も、一般企業の営業に近づいて来ているなと感じる記事でした。





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クリニックM&A(継承)考えようかな

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私は、いつも ” 勤務医最高!" と思っています。
しかし、意外にも私は将来的にクリニックを所有したいと考えています。


「クリニックを開業する」ではなく、「クリニックを所有する」というところがミソです。クリニックを所有したい理由はいくつかありますが、その主なものは下記の3つです。

  1.  持分なし医療法人を利用した相続対策
  2.  ビジネス・ポートフォリオの幅を広げるため
  3.  収益不動産としてのクリニック


結構ドン引きされそうな理由かもしれませんね(笑)。もちろん、地域への貢献なども理由として挙げられるでしょうが、先端機器を利用できる勤務医として働いているので説得力に欠けます。


やはり、クリニックを所有するからには経済的なメリットを語らないのは片手落ちではないでしょうか。しかし、上記のような考え方をしている医師は、あまり居ないのではないかと思います。


まず①ですが、持分なし医療法人は、公益財団法人ほどではないものの、一般社団法人や一般財団法人より設立が難しいです。何といっても「医師」でなければ設立できませんから。


現時点で最強の相続税対策は持分の無い一般社団法人ですが、富裕層が猫も杓子も一般社団法人に群がっているため、将来的には税法の抜け道が塞がれることは必至でしょう。


しかし、医療法人や公益財団法人は規制の網がら逃れる可能性があります。何故なら誰でも設立できる一般社団法人と異なり、設立のハードルが比較的高いからです。


このため、現在勤務医であっても、子供が医学部合格に成功すれば、相続対策の一環で持分なし医療法人を買収することを検討してみると面白いかもしれません。


②に関しては、鳥なき島のコウモリの話に通じます。参入障壁の高い業界はそれだけで魅力的です。参入障壁の無い海千山千の猛者が跋扈する業界で勝ち残るのはかなりしんどいです。


私のビジネスは、不動産賃貸業、旅館業、空室対策支援事業などですが、前2者は競争相手の(経営的な)レベルがさほど高くない人が多い業界なのでオペレーションが楽です。


これらに、参入障壁の高いクリニック経営を加えれば、ビジネス・ポートフォリオの幅が広がります。ただし、後述のクリニック買収価格の相場を考えると、高利回りとは言い難いです。


③に関しては、好立地にあるクリニックは収益不動産としても魅力的です。クリニックからの収益を基に銀行融資をひくことが可能なので、普段手が出せない地価の物件でも購入可能です。


好立地のクリニックは集患に有利なので、クリニックの収益性にも資することになります。やはり、クリニックの成功では、立地が最優先される要因だと思います。


では、一般的にクリニックのM&A(継承)では、どの程度の価格で取引されているのでしょうか?相対取引で個別性も高いことから一概には言えませんが、概ね下記が相場のようです。




クリニックの売買価格 = 不動産価格+設備資産価格+のれん代



のれん代は、医業収益(レセプト)の3ヵ月分と言われています。医業収益経常利益率は概ね25%程度なので、レセプト3ヵ月分(3/12)は、クリニックが1年間に稼ぎ出す利益に相当します。


例えば、医業収益1億円のクリニック(テナント物件)では、約2500万円の利益となります。ここから院長に給与を2000万円支払うと手元には500万円残ります。


レセプト3ヵ月の2500万円で購入できれば、利回りは500万円÷2500万円=20%です。自分がクリニックで働くのなら利回り100%ですが、人を雇うと20%なので高利回りとは言い難いです・・・


ここまで書いてクリニックのM&Aに対する熱が少し冷めてしまいましたが、好立地のクリニックを購入できるチャンスがあれば、チャレンジしたいと思います。




★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

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さすが、地域一の繁盛クリニック!

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先日、アルバイト先のクリニックで夜診をしている際に、おもしろい発見がありました。
上腕骨外上顆炎(テニス肘)の新患患者さんを診察した後の出来事でした。


一通りの診察を行い、病名と治療方針についての説明を行いました。その後、中待合で看護師さんが病因やストレッチの仕方を5分ぐらいかけて丁寧に説明していることに気付いたのです。


これだけ丁寧に説明すると患者さんの満足度はかなり上がると思います。医師が説明することが望ましいでしょうが、多くの患者さんを診察する必要があるので現実的ではありません。


限られた医療資源を最大限活用して患者さんの満足度アップに努めているクリニックの診療姿勢を見ると、このクリニックが地域一繁盛している理由がよく分かります。


決して昔からの老舗クリニックだから繁盛しているわけではないのです。私は、数年前まで基幹病院に勤めていたので、両者の診療姿勢の違いを見ると感慨深いものがあります。


確かに医療レベルでは基幹病院と比較になりませんが、アクセスの容易さや患者さんの満足度まで含めた総合評価では、結構いい勝負をしていると思います。


病院勤務医は少なくとも外来に関しては歩合制ではありません。このため治療で結果を出すことを最優先とするあまり、患者さんの満足度は二の次にする傾向があります。


このような意識のまま開業してしまうと、集患に苦労する原因になるかもしれません。そういう意味ではアルバイト医としてクリニックで診療することはメリットがありそうです。




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ウハクリの素人的考察

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私が斡旋を受けて夜診のアルバイトをしているクリニックは、午後5時から8時までの3時間で55000円です。時給18000円程度なので、それほど悪い条件ではありません。


現院長が開院してから約30年経過しており、地域を代表するクリニックです。診療は月~土の午前6コマ・午後5コマの合計11コマで、院長は午前4コマ+午後2コマ診療されています。


さて、11コマ中6コマしか診療されていないにも関わらず、クリニックは大きな収益を叩き出しているます。アルバイトに55000円×5コマ×4週=110万円/月支払っているにも関わらずです。


どうしてこのようなことが可能なのかを考察してみました。まず外来していて気付くのが、徹底的に仕組み化しており、誰が診察しても同じだけの量の医療行為を行うことができます。


医師が行うのは、診察・処置等の純粋な医療行為のみです。ベテラン看護師が問診から患者さん誘導までの全て取り仕切ってくれます。私はただ座って診察・処置をするだけです(笑)


私のコマだけでリハビリテーションを含めて100名以上の患者さんが受診されます。患者さん単価5000円×100=50万、経常利益率を30%とすると15万円/コマとなります。


私に55000円支払っても10万円は残るため十分にペイするようです。院長の立場から見ると、私の時間を18000円/時間で購入して、50000円/時間を稼いでいることになります。


開院して30年なので、もちろんほぼ無借金経営です。なるほど、これなら必要最小限の時間と労力でクリニック経営を維持できるなと妙に感心しました。


そして何回かに一度は院長の診察予約が入ります。そこで院長と患者さんの人間関係が再度構築されるようです。例えて言うならば院長の患者さんを私が「たまたま代診した」という感覚です。


もちろん、30年にわたって地域医療を支えてきた信頼感と実績があるから、このような離れ業ができるのでしょうが、将来的にはクリニック開業も選択枝のひとつかと思うようになりました。




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自由気ままな整形外科医

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

・医学博士
・整形外科専門医
・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家

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