関節リウマチに対する関節エコーの撮像法 その2 の続きです。


PDの際に、関節腔内血流シグナルを検出するゲインが問題となります。
こればかりは、エコーの機種や設定が多種多様なため、数値を統一することができないのです。


一般的に推奨されているのが、骨内血流シグナルがゼロになるゲインを基準にすることです。
具体的には、高めのゲインから徐々に下げていって、骨内血流シグナルが消失するゲインで撮像するのです。


一度、ゲインを設定すれば(もしくはゲインの数字を記録する)、
以後はそのまま使用できるので、煩わしいのは初回のみです。


実際、関節リウマチの診療をしていると、エコーが無いと疾患活動性の正確な評価は難しいです。まさに、リウマチ専門医にとっての関節エコーは、内科医にとっての聴診器と同じですね。


                                       
                                              

                    リウマチ診療のための関節エコー撮像法ガイドライン